ふれあい特集号vol.35(デジタルブック版)
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  16県民一体となって食の安全・安心の確立を食を取り巻く状況▲食品表示偽装▲輸入食品などの残留農薬▲原発事故に起因する放射性物質▲O157などによる食中毒 食品の安全性と食品に対する信頼を確保するために、「山梨県食の安全・安心推進条例」を平成24年4月に施行しました。また、この条例の理念を具体化するための推進計画を9月に策定しました。みんなで、誰もが健康で安全に暮らせる山梨にしていきましょう。あまり不安はない24.8%不安はない 2.8%無回答 2.6%非常に不安16.9%少し不安52.9%“不安がある”と回答した人に不安な点を尋ねたところ、「食品表示の信頼性(偽装や不正がないか)」(66.5%)が目立って高く、「食品添加物の健康への影響」(43.8%)、「輸入食品の安全性」(39.7%)と続いている。(出所:山梨県「平成23年 消費生活に係る県民意識調査」)Q:食品の安全性について、どのようにお考えですか?学生:先生、実は最近、食品を買うとき表示の偽装や放射性物質、食中毒など、いろいろ気になります。教授:そうだね。平成23年の県民を対象にした意識調査では、食品の安全性について約7割の人が「不安がある」と回答している。学生:やっぱり、山梨の人も不安を感じているんですね。では、消費者は食品を買うとき、どうすればいいんですか?教授:まずは、JAS法などで基準が定められている食品表示をしっかり見て、確かな情報に基づき、風評に惑わされることなく選択することだね。学生:でも、まず生産者や事業者が、食品衛生に関する法律を守って食品をつくってくれることが基本ですよね。万一、健康被害のおそれが生じたら、私たち消費者に情報を直ちに伝えてほしいな。その上で、消費者自身も食中毒にならないように消費期限や保存方法を守るとか、注意しないと。教授:そのとおり。食品の生産から消費まで関係者が一体となって「食の安全・安心」を不安がある計69.8%

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