ふれあい特集号vol.34(デジタルブック版)
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  14 誰もが安心して生き生きと暮らせる社会の実現を目指して、県では障害のある人の自立と社会参加をさらに促進していくために「やまなし障害者プラン2012」を策定。障害のある人がその能力や適性に応じた仕事に就き、自立した生活を送れるよう、さまざまな機関と連携し支援をしています。障害のある人の就労・雇用を目指して 中央市にある人気のベーカリー「ル・ヴァン」は障害者支援施設。障害のある人たち32人が毎日笑顔で働いています。 パン職人やスタッフの指導を受けながら、それぞれがパン作りの補助やマフィン生地の充てん作業、接客など一人一人に適した仕事を担当しています。 「自分たちが作ったものが目の前で売れることが、自信や責任感につながっています。お客様から『みんな元気だね』とよく言われますが、その元気こそ、働く喜びの表れです」とサービス管理責任者の長澤斉さん。 ここでは就労を目指す人を対象に、仕事に必要な知識やマナーに関する学習会や企業見学なども行っていて、今年度はこれまでに3人が一般企業に就職しています。 「本来持っている能力を引き出し、伸ばしていくのは、働く場での実際の経験です。個々の能力に磨きをかけ、自信を持ってもらうことで就労につなげていきたいですね」と、さらに多くの人の就労をサポートしていきます。働く喜びを得ながら就労を目指す 障害者支援施設 ル・ ヴァンル・ ヴァン中央市成島3508-13 TEL 055-242-8800ひとし

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