ふれあい特集号vol.33(デジタルブック版)
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スできます」と、にっこり。「将来子どもが生まれたら、芦川みたいな自然豊かな所で育てたいな」と、はにかんだ笑顔を見せました。農産物直売所「おごっそう家」で大好物の芦川特産「味噌こんにゃく」を頬張るあとりさん「ホールド」と呼ばれる突起物を手掛かり、足掛かりにして登ります 高さ数メートルの岩壁をロープは使わず専用シューズと手だけで登る競技「ボルダリング」。小学4年生で始めて以来、日々練習に打ち込んでいます。 筋力や柔軟性、思考力、判断力などトータルでのバランスの良さが求められる競技にあって、柔軟性を生かした動きの幅や冷静な分析力が、あとりさんの強さの秘密。 「登りきった時の達成感はもちろん、スタートからゴールまでのルートが、手と足を掛けるポイントによって毎回違うので、常に新しい状況に挑戦する面白さがあります」と目を輝かせます。 「目標ですか? やっぱり、ワールドカップ優勝です」。世界を見つめる、その目には、強い意志と熱い思いが感じられました。安田あとりさん 1歳半の時に芦川村(現・笛吹市芦川町)に家族と共に移住。小学4年生でフリークライミングの一つであるボルダリングを始め、5年生でコンペ(競技会)に初出場。2006年にJFAユース選手権のユースB(16歳未満)で優勝し注目を集める。08年からは国際大会・世界大会にも出場し、活躍の場を広げている。目標はワールドカップ優勝PROFILE山梨英和高校3年生13

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