ふれあい特集号vol.32(デジタルブック版)
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マリー・ローランサンと東郷青児展【県立美術館】■開催期間 4月28日(土)~6月24日(日)■観覧料 一般1,000円 高校・大学生500円 小・中学生260円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。県立美術館 甲府市貢川1-4-27TEL055-228-3322FAX055-228-3324 マリー・ローランサン(1883~1956年)は、ピカソをはじめとするパリの先進的な芸術家たちと交流し、淡く甘い色づかいと憂いをたたえた詩的な女性像で一世を風靡しました。 一方、パリで学んだ東郷青児(1897~1978年)は、優れた技術に支えられ洗練されていながらも誰にでも理解できる女性像を追求しました。 二人が描いた独特の女性像は、多くの人々にとって憧れ、嫌悪、美醜、芸術、流行といったさまざまな感覚を沸き上がらせます。その人気の高さとは相反するように、批評家たちの間では、しばしば「通俗的」「大衆性」と批判されることもありました。女性像を描くという芸術におけるごく一般的な表現であるにもかかわらず、なぜ評価が分かれるのでしょうか。 本展では、二人が影響を受けた同時代の画家たち(モディリアーニ、ユトリロ、ココ・シャネル、竹久夢二ら)の作品とともに、ロマンチックで洗練された新しい「美」を紹介します。【環境科学研究所】春の森のガイドウォーク環境科学研究所 富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-1TEL0555-72-6203FAX0555-72-6204■開催日 4月21日(土)、22日(日)、     4月28日(土)~5月6日(日)■時 間 1日5回 ①10:00~ ②11:00~      ③13:00~ ④14:00~ ⑤15:00~■参加費 無料 富士の麓に広がるアカマツ林を散策しながら富士山の成り立ちや動植物の特徴、溶岩樹型などについて、スタッフが分かりやすく解説します。東郷青児《望郷》1959年 油彩・キャンバス 損保ジャパン東郷青児美術館蔵企画展「石川啄木 愛と悲しみの歌」【県立文学館】■開催期間 4月28日(土)~6月24日(日)■観覧料 一般600円 高校・大学生400円 小・中学生250円※各種割引などあり。詳しくはお問い合わせください。■開催期間 4月28日(土)~7月1日(日)■観覧料 無料県立文学館 甲府市貢川1-5-35TEL055-235-8080FAX055-226-9032【県立考古博物館】春季企画展「躍動の5世紀 ~古墳時代中期の山梨~」大陸から乗馬が伝わった頃の馬具かんかん塚(茶塚)古墳から出土/甲府市県立考古博物館 甲府市下曽根町923TEL055-266-3881FAX055-266-3882 古墳時代中頃の5世紀は、新たな社会変革が進んだ時代です。甲府盆地でも新興勢力が盛んに古墳を造り、甲冑や馬具など新たな文化が登場します。変革期の5世紀は、山梨にとってどんな時代だったのか。古墳時代中期に迫ります。 石川啄木(1886~1912年)は、岩手県に生まれ育ち、肺結核で26年の短い生涯を終えました。厳しい現実生活や文壇に認められない失意の中で、その心境を詠んだ三行書きの口語短歌や詩は、独自の詩情にあふれています。啄木の生涯と、没後100年を経た今なお読み継がれる作品の魅力を紹介します。

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