vol.25(平成22年7月1日発行)
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 全国に数千ある中学校の中から、29校だけが出場できる全日本吹奏楽コンクール。その狭き門に、過去5年間で4回出場したのが敷島中学校吹奏楽部です。 その強さの秘訣は、どこにあるのでしょうか? 昨年度赴任して顧問になった田中誠先生は、「他の学校と比べて、やはり生徒たちの集中力が違います。漫然と練習するのではなく、自分で課題を見つけて、その課題をクリアしようという意図を持って一人ひとりが練習している」と言います。一つの課題をクリアしたら、次に見えてきた課題に取り組む。その地道な練習の積み重ねが、ハイレベルな演奏を生み出しています。 田中先生が目指すのは、「顧問から指示されるのではなく、生徒たちが自ら考え、自分たちでつくり上げていく演奏」。実際、練習は部長や副部長、パートリーダーを中心に進められ、新入部員の指導も上級生が担当しています。 年間を通して、ほぼ毎月コンクールやコンサートなどがあるため、休日は1日練習に費やされます。今年も、10月の全日本コンクール出場を目指して、ハードな練習の日々が続きます。つらい時、支えになるのは一緒に頑張っている仲間の存在です。「心はひとつ」という部のスローガンの下、54人の部員たちが一丸となって、目の前の課題をクリアしようと、今日も練習に励んでいます。 吹奏楽の楽しさは、みんながそれぞれ違う楽器を演奏し、ハーモニーをつくり上げるところです。満足のいく演奏をするには、日々の練習が何より大事です。思い通りにいかないこともありますが、コンクールでよい演奏ができたときは、本当に充実感があります。 1年生の時に、茨城県で開催された国民文化祭に参加しました。大きな会場で、たくさんのお客さんを前に楽しみながら演奏することができ、コンクールとは違う充実感を味わうことができました。みんなでハーモニーをつくり上げる楽しさ部長小松理紗子さん課題を見つけ練習に取り組むつらい時の支えは仲間の存在敷島中学校吹奏楽部(甲斐市)「心はひとつ」  目指せ! 全日本連続出場ふれあい19

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