vol.25(平成22年7月1日発行)
18/24

元気にがんばる文化系サークル 平成25年に開催される「国民文化祭・やまなし2013」。全国から参加者を迎える本県では、小学生から一般まで、多彩な文化系サークルが活動しています。 「全国トップを目指して」「楽しむため」など目的はさまざまですが、このコーナーでは県内で活動する文化系サークルを紹介します。 今回は、全国トップレベルの成績をおさめている敷島南小学校と敷島中学校の吹奏楽部を紹介します。たちが、毎朝練習をしています。 「あいさつがしっかりできると、楽器も大きな音が出せるようになるんです」。そう話すのは、顧問の丸茂和也先生。「子どもたちには、音楽の楽しさ、そして『みんなと一緒にやれば、これだけのことができるんだ』という喜びを感じてもらいたい」。そんな思いで、日々の練習に臨んでいるそうです。 新入部員はまず遠くに届くように、大きな音を出す練習をします。音色を気にせずに何回も出すことによって、少しずつよい音になっていき、1カ月もすると、簡単な曲なら吹けるようになります。 楽器のパートごとの練習では、上級生が下級生の面倒を見ます。それによって下級生が上達するのはもちろんのこと、上級生も、悩みながら教えることで成長していきます。 「子どもたちには、吹奏楽を通して自分に自信をもってもらいたい。コンクールの前や夏場の練習は辛いと思いますが、それを仲間と一緒に頑張って乗り越えた経験は、きっと将来に向けて自信と励みになると思います」敷島南小学校吹奏楽部(甲斐市)みんなで一つのことをやり遂げる喜びを体験「下級生には優しく教えて、できたときはものすごく褒めてあげると上達が早いの」と、部長の遠藤麻帆さん(写真:右)。「下級生が褒められると、自分も褒められているようでうれしい」 「おはようございます」「ありがとうございました」――楽器の音とともに、子どもたちの元気な声が音楽室に響きます。 東日本学校吹奏楽大会に西関東代表として、一昨年、昨年と連続出場している敷島南小学校吹奏楽部。今年も3年連続出場を目指して、4年生から6年生まで50人の児童下級生に教えることで上級生も成長する「こうすれば、うまく演奏できるよ!」「ありがとう」あいさつができる子は大きな音が出せる18

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る