vol.21(平成21年6月30日発行)
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県庁舎敷地内中央に別館と議事堂はあります。 どちらも昭和初期に流行した和洋折衷の建物です。 外装はタイル貼りで、濃緑色の瓦の庇には、県章がデザインされています。 戦禍を逃れた希少な昭和初期の建築物は、 今も威風堂々とたたずんでいます。  昭和5年、2代目県庁舎として竣工。 外観が平面・立面に山梨県の「山」の字を型どっています。全国的にも評価の高い建築物であり、外観は、ほぼ建設当時のままです。 昭和55年に制作された映画「動乱」の陸軍省玄関前のシーンは、別館玄関で撮影されました。 〈別館〉  正面玄関を入ると大理石貼りのホール床と壁面が目に入ります。 摩耗した大理石の階段からは、長い歴史が感じられます。 3階まで吹き抜けとなっている天井からは、自然光が入り、紫色の葡萄のレリーフを照らしています。 平成20年に公開された映画「休暇」の法務省のシーンは、別館の階段で撮影されました。 昭和3年竣工。 外観はほぼ建設当時のままです。 ■大規模災害時の防災拠点 ■活気やにぎわいを創出する場 ■県庁舎敷地のオープン化 〈議事堂〉  ひさし かわら 県民の皆さんのための県庁舎として〜整備後の姿〜 17ふれあい

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