vol.20(平成21年3月31日発行)
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宝石美術専門学校 校長 Midori Aoshima青島みどりさん Interviewジュエリー学科1年 Hitomi Nagasaka長坂 瞳さん Interviewジュエリー学科1年 Genki Terui照井 現久さん Interview恵まれた環境の中で 幅広い勉強ができ、 夢が広がりました。 基本を学び、 実践も経験できる授業は、 刺激がいっぱい。  これからの時代は、依頼されたものをつくるだけでなく、自ら提案し、積極的にものづくりをしていく産業人が求められます。つくることの基本をしっかりと身に付けた上で、マネジメントもできることが大切です。そんな人材を育てるべく、学校では業界との連携も密接に図りながら教育を進めています。 業界と連携した教育はジュエリー産地にあるこの学校の大きな特徴であり、とても恵まれた環境だといえます。業界からは宝石などの実習材料の支援をはじめ、業界のセミナーやフェアにも学生が参加できるように配慮いただいています。それに何より、ジュエリー業界で活躍されている約40名の方々に講師として指導していただいており、学生にとっては産業の今を知り、産業人になる意識を持ついい機会になっています。 基盤がしっかりしている山梨だからこそ、ジュエリーの新たな取り組みを打ち出していける可能性は十分にあります。産業に従事している方々はもちろん、学生たちにもその意識を共有してほしいですね。また学生には1、2年先でなく、10年先を見つめて日々取り組んでほしいと思います。この恵まれた環境を大いに活用して、しっかりと基礎を身に付けてほしいです。業界を引っ張っていける ジュエリーのエキスパートの 育成を進めています。 在学生インタビュー  ジュエリー産業で働くことを目指し、地元秋田県の短大で彫金を学び、次の段階として、宝石美術専門学校へ進学しました。ジュエリー産地山梨にあるこの学校なら、業界の現場にも触れながらさらに実践的な勉強ができると思ったからです。 秋田で学んできた貴金属加工だけでなく、企画やマーケティングなどジュエリー産業に関わるすべてのことを広く学ぶことができ、とても勉強になっています。実際にジュエリーの仕事をされている先生も多く、業界の現実を知ることができたり、材料の宝石が驚くほど豊富に揃っていたりと、とても恵まれた環境です。 また学園祭では、自分の作品としてだけでなく、人に見せるためのものづくりを企画から完成まで一貫して学ぶことができ、とてもいい経験ができました。 この学校で幅広く学んだことで、将来の夢が広がりました。残りの1年を大事にし、将来についてしっかりと考え、進んでいきたいと思っています。 企画から販売まで手掛けられるようなジュエリーデザイナーになるのが幼い頃からの夢でした。 入学するまではジュエリーの加工をしたことがなかったので多少の不安はありましたが、どの授業も基本からしっかりと教えてもらうことができ、戸惑うことなく学べています。自分の手でものをつくり出す作業はとてもおもしろく、さらにジュエリーの魅力にはまっています。またデザインの授業では、できあがった作品だけでなく、その途中の段階でもみんなで見せ合ったりする機会が多く、自分にはない発想に驚いたり、新たなアイデアをもらったりと、多くの刺激を受けています。 将来はジュエリーデザイナーとして独立することを目標に、10年ぐらい企業で経験を重ねたいと考えています。山梨は働きながらも多くを学べるいい環境が整っているので、ここでの就職も視野に入れながら、これからもしっかり勉強していきたいと思います。宝石美術専門学校では、 夢や希望をもった学生たちが 日々、学んでいます。

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