vol.20(平成21年3月31日発行)
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山梨県は、宝石や貴金属の研磨・加工から販売まで 幅広い知識と技術が集積している日本一のジュエリー産地です。 ここ宝石美術専門学校では、ジュエリー産業の現場で活躍するプロフェッショナルを講師として招き、 日本一の産地だからこそできる人材育成を行っています。 ジュエリーのプロを育てる 宝石美術専門学校 山梨県立 特集2ジュエリー産業を担う 人材を育てる 本県のジュエリー産業は、甲府盆地北部の山々から採れた水晶玉の研磨に始まり、二、三百年ともいわれる長い年月をかけ育まれてきました。現在では、国内のジュエリーの約3分の1を生産する、本県の代表的な地場産業です。 宝石美術専門学校は、このジュエリー産業を担う人材を育成するため、昭和56年に創設された全国唯一の公立のジュエリー専門学校です。  学校では、デザイン、宝石研磨、貴金属加工などの実技だけでなく、商品企画、プレゼンテーションまで、ジュエリーに関する総合的な知識や技術を身に付けるための教育を行っています。県内ジュエリー業界で活躍しているプロフェッショナルが講師となり学生の指導を行うなど、ジュエリー産地山梨ならではの人材育成をしています。  また、より多くの経験が積めるように、2年間の課程の中で通常の授業以外にも、企業見学、県外研修、スキルアップのための課外授業などの実践的な教育に取り組んでいます。  一方で、県内のジュエリー業界で働いている方々を対象に夜間制の高度技術専門コースを設け、さらなる技術向上に向けた教育を行っています。  宝石美術専門学校は、平成22年秋に甲府市中心部の紅梅地区再開発ビルに移転し、幅広い人材育成を行っていきます。

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