vol.20（平成21年3月31日発行）

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　八ヶ岳の自然は、キャシーさんが作り出すキルトの世界にも刺激を与えています。「八ヶ岳の自然は、私のキルトの本に度々登場しているんですよ。咲いている花などをスケッチしてデザインするアップリケキルトというのがあるんですが、清里に咲いている花をデザインするなんてことも、これからあるかもしれませんね。」　自然の木や葉、花などをモチーフにしたものが多いキルトには、八ヶ岳の景色がよく似合います。深い緑の中にふんわりと置かれていたり、ログハウスのベッドルームを彩っていたり。キルトの本の写真からはキャシーさんの作品の、そして八ヶ岳の自然のやさしいぬくもりが伝わってきます。　「殺風景なベッドの上にも、キルトがかかっているだけであたたかみが感じられるんですよね。それにキルトは好きな時間に作りだめして、空いている時にまとめられて、時間もパッチワークできるんです。そうやって作っている過程がとても好きですね」んも勝野さんを通しての古くからのお知り合いだそうで、柳生さんには昔から「田舎暮らしするならこっちにおいで」と誘われていたそうです。　「柳生さんはよく八ヶ岳の美しさや山からもらうエネルギーなどについて話してくれるんです。そのたびにいつか八ヶ岳に住みたいって思いました。それにいつも行っているペンションやレストランをはじめ、みなさんすごく面倒見がよくて、清里が『よく来たね』って言ってくれている感じなんです。そんな心地よさも魅力ですね」　清里ではまた、新たな出会いも。「ちぢみほうれん草のおいしさもここに来て初めて知りました。甘くてすごくおいしいですね。ほかにも新鮮な野菜がたくさんありますし、ソーセージもそうですが、手作りを楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいますよね。買い物に出掛けて気になる店を見つけると、つい寄ってしまいます」。この地域ならではのおいしさの発見、その作り手との出会いなど、清里の魅力は訪れるたびに増すばかりのようです。八ヶ岳の豊かな自然は キャシーさんのキルトの世界にも 　「八ヶ岳にはこんなにステキな自然や人、おいしいものがあるんですから、もっと多くの人に来てもらえるようにアピールしたらいいですよね。おいしいものがあります、豊かな自然があります、というだけでなく、ここに来たら、例えばこんなふうにベーコン作りができますよ、カバンを作ってみませんか？など、自然の中での楽しみ方を提案してほしいですね。私のふるさとハワイにはアロハスピリッツという、すべてを受け入れるおもてなしの心があるんです。山梨でも、ぜひ山梨ならではのおもてなしを考えてみてはいかがでしょうか」　山梨について、キルトについて、そして仲のいいご家族について、本当にステキな笑顔で語ってくださったキャシーさん。その笑顔からは、日々の生活を楽しみ、家族との時間を大切にしている様子が伝わってきました。山梨の楽しみ方を提案する 山梨ならではのおもてなしを 考えてみては 東京にあるキャシーさんのお店ではキルト教室も開催。生徒さんはキャシーさんに直接アドバイスしてもらいながら作品づくりに取り組みます。おしゃべりも楽しい、笑顔がいっぱいの教室です。 お店にはキャシーさんがデザインしたキルトがずらり。 ハワイアンキルトでは、風に揺れる葉やビーチに影を落とすヤシの木など、自然をモチーフにしているものが多いそうです。 ご主人の勝野洋さん（俳優）と２人で庭づくり 03ふれあい