vol.19(平成21年1月1日発行)
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山梨 暮らしを 楽しむ。 お気に入りの 風景に囲まれて 特集1 北杜市明野町 Masao Kokufuda and Harumi Kokufuda国府田昌生さん 春美さん 週末を 山梨で過ごすために、 平日都会で 働いているようなもの 二地域居住モニター  山梨で二地域居住を始める方を対象に、高速道路の通行料、駅からのレンタカー、路線バス料金などを支援する「二地域居住モニター」の募集(定員あり)を行っています。移動にかかる経費の支援のほかにも、地元の特産品の提供や公共施設の優待利用などの支援を用意しています。二地域倶楽部 “週末は山梨に”お得な情報  二地域居住の情報を提供するホームページ「二地域倶楽部」に、モデル地域として山梨のコミュニティを開設しています。山梨の魅力やイベントの案内、お得な情報などを掲載しています。【二地域倶楽部ホームページ】http://nichiiki.net  北杜市明野町の高台にある国府田昌生さん春美さん夫妻のログハウス。友人たちの協力を得ながら一年以上かけて自分たちで造り上げました。 「子どもたちが小さい頃に訪れた八ヶ岳。いつかこういうところで暮らしたいという夢が叶いました」  現在、平日は千葉で暮らしながら週末に山梨を訪れています。「山梨にいるときは薫製づくりや薪割りなど、やることがいくらでもあります。一日働いたあとに八ヶ岳に沈む夕日を眺めながら早めのお風呂に入るのは最高です。都会の暮らしとは充実感が全然違いますね。今は週末を山梨で過ごすために平日都会で働いているようなものです」  千葉の友人たちにもこの家は好評のようです。「日帰りで簡単に遊びに来られる距離が良いんでしょうね。それに、ただ田舎なだけでなく周辺にいろいろ遊ぶところがありますから。買い物、レストラン、ゴルフなどいろいろな楽しみ方ができるので、友人を招待しやすいんです」「高速道路を使えば2時間で行き来できますし、高速料金を補助してくれる二地域居住モニター制度は助かりましたよ」というくらい山梨に通い詰めています。今では自分よりも家族の方が田舎暮らしを楽しんでいると笑う国府田さん。ログハウス造りが一段落した今は、奥さんと娘さんの趣味の庭造りに力が入ります。 「田舎暮らしって家族で協力して取り組まないとできない部分もあるじゃないですか。それを通じて家族の絆が深まったのは山梨に暮らしてみての大きな収穫です」 いつか山梨から東京に通勤できるようになって、ここが生活の中心になったら、と夢は広がります。  豊かな自然や伝統文化、歴史などに魅かれて山梨を訪れる人が増えています。  平日は都会で働き週末は山梨で過ごす人、第二の人生のステージとして山梨に移り住む人、働く場として山梨を選び生活する人。  それぞれの人たちが山梨にしかない魅力を発見して、山梨暮らしを楽しんでいます。  県では、山梨の魅力をさらに多くの方に知っていただき、山梨暮らしを楽しんでもらえるように「やまなしライフの紹介」や「二地域居住者の支援」などさまざまな取り組みを行っています。 04

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