ふれあい臨時号
5/8

「超感染症社会」への移行を目指して感染症対策の立案~実行の一元管理国内外公衆衛生機関等との独自チャンネル構築継続的な知見の蓄積医療物資備蓄・訓練計画立案・実施 山梨県における新型コロナウイルス感染症対策は、受け入れ体制や医療資材の備蓄などが不十分な中、ある意味ゼロからのスタートでしたが、そのような状況にあっても、先手対応・事前主義の方針のもと、短期間で態勢を整えてきました。県では、今回得た経験や知識を今後に生かすため、感染症対策を一元的に担う疾病対策管理センター(仮称)を来年度中に創設します。 新型コロナウイルス感染症以前にも、新型インフルエンザなど、新しい感染症は発生していました。しかし、これまでは、その時々で得られた経験や知識などが組織的に引き継がれておらず、次の対策に十分に生かすことができていませんでした。今回の感染症によるさまざまな厳しい経験が一過性に終わり、また元の状態に戻ってしまうことは避けなければなりません。 そこで、この経験を将来の糧とし、次世代にまでしっかり引き継いでいけるよう、疾病対策管理センター(仮称)を創設することとしました。センターは、感染症対策に関わる立案から実行までの一元管理を担います。また、国内外の公衆衛生機関等とのネットワークを構築するなど情報収集機能を強化するとともに、感染症に関する情報を県民の皆さんにいち早く、分かりやすく発信していきます。 県民の皆さんは、日頃から正しい情報をもとに感染症への理解を深めていただき、感染リスクを避ける行動をとってください。感染症に強い超感染症社会を目指していきましょう。感染拡大防止を徹底する 感染症拡大防止対策に当たっては、県民生活や経済活動に影響を及ぼす休業要請などの行動制限による対応を避け、早期発見・早期治療と感染拡大防止策を組み合わせた対策が歩むべき方向となります。このため、県では、早期発見・早期治療を徹底できる医療提供体制と、超感染症社会への移行を加速させる「やまなしグリーン・ゾーン構想」の推進を強化して感染拡大防止の徹底に取り組んでいます。感染症対策の専門組織 「疾病対策管理センター(仮称)」創設へ藤井 充 感染症対策の司令塔疾病対策管理センター(仮称)4つの特徴【問い合わせ先】疾病対策管理センター(仮称)については 疾病対策推進グループ TEL 055-223-1639 FAX 055-223-1309「超感染症社会」への移行を目指して 県では、新型コロナウイルス感染症から県民の皆さんの生活を守るため、さまざまな感染症拡大防止対策を講じています。 今後のさらなる感染症拡大防止に向け、感染者の早期発見・早期治療の徹底、感染症下においても前進し続けることができる社会(超感染症社会)への移行、「疾病対策管理センター(仮称)」の創設などに取り組んでいます。今回の経験を将来の糧に感染症に強い山梨へ超感染症社会医療提供体制の強化やまなしグリーン・ゾーン構想の推進感染者の早期発見早期治療感染拡大防止と経済活動の両立疾病対策管理センター(仮称) 知事政策補佐官(参与(感染症対策))5

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る