2025県のあらまし
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 一般的にケアラーは高齢、身体上または精神上の障害、疾病、その他の理由により援助を必要とする家族等身近な人に対し、無償で介護、看護、日常生活上の世話その他の援助を提供する人のことです。 働きながら介護・看護をするビジネスケアラーや子育てと介護を同時に行うダブルケアラー、大人が担わなければならない家事や家族の世話を日常的に行うヤングケアラーなど誰もがケアラーになる可能性があることを意識し、理解を深めることが大切です。■問い合わせ先 県民生活総務課 TEL 055-223-1350ケアラー支援推進本部の立ち上げビジネスケアラー経験者がセミナーで講演15Current situation in Yamanashi 2025年は団塊の世代全てが75歳以上の後期高齢者となります。2040年には団塊ジュニア世代が65歳以上になる超高齢社会が加速し、介護を必要とする人の割合や介護する家族などケアラーの負担も増大することが想定されています。「介護離職ゼロ社会」の実現に向けて 県は、県民誰もがケアラーになり得るという前提に立ち、介護で自分のキャリアやライフプランを諦めてしまうことのない「介護離職ゼロ社会」の実現に向けて、ケアラーへの支援や対策に全庁体制で取り組むため、令和6年7月にケアラー支援推進本部を設置しました。 ケアラー支援の第1弾として仕事と介護の両立を図るために、ケアラーについて正しい知識を持ち、働きやすい職場環境をつくることを目指して、企業経営者や人事担当者などを対象としたビジネスケアラーセミナーを開催しました。 令和7年4月には、多岐にわたる支援情報を一元的に掲載し、生成AIも活用した「やまなしケアラー支援ポータルサイト」を開設します。 今後も、2025年問題に社会全体で対応していくことができるよう、あらゆる取り組みを推進していきます。ケアラー支援

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