県のあらまし2022
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242022 YAMANASHI FACTS AND FIGURES先端産業メディカル・デバイス・コリドー、燃料電池について 成長産業推進課       TEL055-223-1565P2Gシステムについて       新エネルギーシステム推進室 TEL055-234-5268オープンプラットフォーム山梨について       リニア未来創造・推進課   TEL055-223-1363 本県の機械電子産業の優れた技術蓄積を生かしながら、新たな技術などを取り入れ、今後成長が見込まれる医療や健康に関連した産業、次世代のエネルギーを生み出す産業などの立地、集積が進んでいます。 また、リニア中央新幹線の開業により、東京圏や中京圏とのアクセスが飛躍的に向上し、劇的な時間短縮が見込まれます。このチャンスをつかみ取り、本県の発展につなげていくための基本戦略として「リニアやまなしビジョン」を策定し、テストベッドを突破口に最先端技術で未来を創るオープンプラットフォーム山梨の実現に向けて挑戦しています。 本県の主力産業である機械電子産業の高い技術力や立地特性を生かして、今後も成長が期待される医療機器関連分野を新たに本県をけん引する産業に育て、甲府盆地から静岡県東部の医療産業集積地 「ファルマバレー」までを結ぶ一帯に医療機器関連産業を集積する「メディカル・デバイス・コリドー構想」の実現を目指しています。  実現に向け、甲府市に開設した専門支援機関「メディカル・デバイス・ コリドー推進センター」では研究開発に加え、部品・材料供給による参入支援の展開やスタートアップ企業の育成、医学部を擁する山梨大学と連携した専門人材の育成などに取り組んでいます。 県では、太陽光発電などの再生可能エネルギーの電力を使い水からグリーン水素を製造するパワー・ツー・ガス(P2G)システムの開発に、民間企業と共同して取り組んでいます。グリーン水素は、P2Gシステムによって水を電気分解して造られ、燃やしても二酸化炭素を排出しないことから、脱炭素社会の実現に向けた究極のエネルギーとして注目を集めています。 甲府市の米倉山にはP2Gシステムのほか、水素・燃料電池の研究・開発施設が高度に集積しています。これを「米倉山電力貯蔵技術研究サイト」として整備し、水素エネルギーや蓄電システムに関する最先端の研究開発の実証実験を行うとともに、研究事業の誘致を一層推進させるべく取り組んでいます。 その他、山梨大学燃料電池ナノ材料研究センターをはじめとした世界トップレベルの水素・燃料電池関連の研究開発拠点が県内に集積しており、その強みを生かし、県内企業の製品開発や部材供給による参入支援、専門人材の育成にも取り組んでいます。 スタートアップ企業などが持つ最先端技術や新たなサービスにより、本県の抱える地域課題の解決を図るため、本県をフィールドに実施する実証実験を全面的にサポートする「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を行っています。 地域特性を生かした実証実験が盛んに行われる環境づくりを進め、未来を切り拓く起業家などの交流による好循環を生み出すことで、新たな産業の創出や関連産業の集積を図り、雇用の拡大や県内経済の活性化につなげていきます。メディカル・デバイス・コリドーやまなし水素・燃料電池関連産業〈研究開発〉山梨大学・医学部〈地元企業との懸け橋〉産業技術センター富士山麓先端健康産業集積プロジェクトファルマバレープロジェクト〈総合支援窓口〉メディカル・デバイス・コリドー推進センター先端産業■問い合わせ先オープンプラットフォーム山梨

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