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42021yamanashi ken no aramashi 新型コロナウイルス感染症対応における経験や知見を将来につなげ、今後起こりうる未知なる感染症への備えを強化するため、国内外の専門家から知見の提供を受けながら、本県の感染症対策の中核を担う組織として、山梨県感染症対策センター(山梨版CDC)を令和3年4月に設立します。この組織は、平時は感染症対策の立案や体制の整備、訓練や備蓄の計画、専門人材の養成・確保などによる未知なる感染症への備えを行うほか、結核・肝炎などを含む感染症対策全般を担います。また、今回のような有事には、感染症対策の司令塔として、情報の分析・発信などを行い、実効性の高い感染症対策を推進していきます。■隣県静岡との協力〜バイ・ふじのくに〜 「バイ・ふじのくに」は、富士山を囲む山梨・静岡両県の旬の農畜水産物などを互いに購入し、新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな打撃を受けた生産者を支援するために始まった取り組みです。「バイ」は、英語の「買う(BUY)」と「寄り添う(BY)」をかけており、「買ってつながる」を意味します。 令和2年5月には、本県において両県の知事によるサクランボのPRイベントが開かれました。これを皮切りに、山梨で静岡の、静岡で山梨の物産市を開催したり、両県の特産品を詰め合わせた「ふじのくに愛情パック」を販売したりするなど、互いの魅力ある特産品の販売やPRを行う多くの機会を設けてきました。この取り組みは農畜水産物のみならず、地場産品や芸術・文化交流などにも広がっています。今後もさまざまな分野で両県の交流を活性化させていきます。■山梨県感染症対策センター(山梨版CDC)の設立平時・有事の機能感染症対策立案・体制整備感染症対策の司令塔訓練・備蓄計画専門人材養成・確保情報収集・分析・発信有事山梨県感染症対策センター(山梨版CDC)とは県内感染症専門家山梨版CDC山梨県感染症対策センター国内外感染症専門家感染症対策グループグローバルアドバイザリーボード知見提供知見提供平時 など など

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