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3　令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、日常生活や経済活動が大きく変化し、社会は変容を余儀なくされました。このような状況の中、山梨県は、県民の生命と生活を守るため、さまざまな感染防止対策や県民の生活を守るための対策に取り組んできました。また「一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」という基本理念のもと、コロナ後の山梨を一歩前へ進めるため、教育や産業、観光など、さまざまな分野の高付加価値化に向けて取り組んでいます。　県政トピックスでは、これらの施策のうち主要なものを紹介します。県政トピックスTopics豊かな県民生活の実現に向け山梨を高付加価値化する！■やまなしグリーン・ゾーン構想と認証制度　山梨県は、将来にわたり本県を感染症から守り、また県民が経済活動を止めずに安心して生活することができる、感染症に対して強きょうじん靭な社会への移行を目指し、令和2年5月に「やまなしグリーン・ゾーン構想」を策定しました。また、山梨全体で安心・信頼を提供するため、認証申請した施設を県が現地調査し、その施設の感染症対策の安全性を担保する、本県独自の制度である「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」を創設しました。　認証制度の対象となる県内飲食店などの施設のほとんどがこれまでにこの認証を受け、または認証申請をしています。また、認証を受けた施設に対しても一斉訪問を実施するなど、きめ細かいフォローアップを行い、感染症が猛威を振るう状況下にあっても「安心・信頼」という新たな付加価値を本県の経済にもたらしています。　今後は、認証制度を国際的に評価される制度とするため、感染症対策に資する最新の製品や技術に係る実証実験を行い、その成果を認証基準に反映させるなどして、引き続き制度を進化させていきます。１　県民の生命と生活を守る