あらまし2020
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42020 yamanashi ken no aramashi 中部横断自動車道は、静岡県静岡市を起点に、山梨県甲斐市を経由して、長野県小諸市に至る延長約132kmの高速道路です。 静岡県と山梨県をつなぐ新清水JCTから双葉JCTの全線が、いよいよ本年開通する予定です。開通により、山梨県へのアクセスが一層向上し、物流の効率化やインバウンド観光の促進など、沿線地域をはじめとして、山梨県全体の発展につながると期待が寄せられています。 また、大規模災害が発生した際には、通行止めとなった道路の代替路として活用されたり、医療施設までの所要時間が短縮され、救命率の向上が見込まれたりするなど、命の道として地域住民の安全・安心の面で重要な役割を担います。 さらに山梨県と長野県をつなぐ区間では、環境影響評価や都市計画の手続きを進めるなど、早期の全線開通を目指していきます。群馬県埼玉県長野県静岡県山梨県佐久小諸JCT新清水JCT御殿場JCT清水JCT大月JCT高崎JC富沢IC八千穂高原IC下部温泉早川IC六郷IC中富IC富士吉田須走IC身延山IC南部IC御殿場IC 富士吉田南スマートIC(仮称) 富士吉田南スマートIC(仮称)スス新東名高速道路中央自動車道上信越自動車道中央自動車道・富士吉田線東富士五湖道路東名高速道路中部横断自動車道中部横断自動車道双葉JCT(仮称)長坂JCT環境影響評価、都市計画手続きを進めている区間供用区間整備中区間基本計画区間令和2年開通予定令和2年開通予定静岡‐山梨間静岡‐山梨間山梨‐長野間■リニアやまなしビジョンを推進! 2027年に予定されているリニア中央新幹線の開業は、中間駅が設置される山梨県にとって、中央本線や中央自動車道の開通以来の歴史的な出来事であるとともに、県内経済にとって、今後またとない好機となります。 こうした中、山梨百年の計として、この千載一遇のチャンスを形にするため、リニア開業を機に、富を確実にこの山梨に呼び込み、県民生活の豊かさに直結されるための指針となる「やまなしリニアビジョン」を令和2年3月に策定しました。 このビジョンに基づき、豊かな自然環境に囲まれながら、大都市とアクセスしやすくなるという立地環境の強みを最大限に生かし、先端技術の実証実験を行う場として、山梨が世界に先駆けて新たな価値を創造する近未来の窓口となるよう、最先端企業などを山梨に誘致するための活動を強力に展開していきます。 リニア中央新幹線が開業すると、甲府と東京都心が約25分で結ばれるようになり、また、中京圏・関西圏からの無理のない日帰り旅行も可能になります。 さらに、主要な空港からの所要時間も大幅に短縮されることから、人と情報の交流密度が飛躍的に向上することが期待できます。現在の移動時間リニアが開業すると京都5時間1時間5時間1時間4時間2時間4時間2時間3時間3時間3時間3時間2時間4時間2時間4時間1時間5時間1時間5時間京都大阪名古屋名古屋東京(品川)東京(新宿)大阪 伊勢中部国際空港 伊勢中部国際空港仙台成田空港  仙台成田空港 羽田空港横浜羽田空港 横浜甲府甲府リニアが開業すると■中部横断自動車道 静岡-山梨間全線開通へ令和元年11月17日に開通した富沢IC~南部IC(提供:国土交通省)

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