やまなし県のあらまし2019
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31 日本一の高さを誇る富士山。2013年6月22日、「富士山 −信仰の対象と芸術の源泉− 」の名称のもと世界文化遺産に登録されました。世界遺産富士山「信仰の対象と芸術の源泉」鳴沢村忍野村西桂町山中湖村富士河口湖町身延町御殿場市裾野市富士市富士宮市小山町富士吉田市河口浅間神社船津胎内樹型冨士浅間神社(須走浅間神社)吉田口登山道忍野八海人穴富士講遺跡山宮浅間神社富士山本宮浅間大社白糸ノ滝村山浅間神社河口湖西湖本栖湖山中湖冨士御室浅間神社精進湖須山口登山道(現在の御殿場口登山道)山梨県山頂の信仰遺跡群静岡県大宮•村山口登山道(現在の富士宮口登山道)須走口登山道北口本宮冨士浅間神社御師住宅(旧外川家住宅•小佐野家住宅)須山浅間神社71281-71-81-91091-621221-51-11151-361-41-24322423吉田胎内樹型1320~三保松原三保松原静岡市三保半島25冨嶽三十六景「凱がいふうかいせい風快晴」(葛飾北斎)北口本宮冨士浅間神社御師住宅(旧外川家住宅)船津胎内樹型世界遺産World Heritage 富士山は、『信仰の対象』であるとともに、『芸術の源泉』として、日本人の自然観や日本文化に大きな影響を与えてきた歴史があります。 かつては噴火を繰り返す山として畏れられていた富士山は、富士講と呼ばれる信仰集団や浮世絵の登場などにより、日本人にとって身近な存在となりました。人と自然が信仰と芸術を通して共生する姿は、富士山が持つ大きな特徴といえるでしょう。そうした歴史・文化にゆかりのある25の構成資産から成る富士山を、ユネスコ世界遺産委員会は未来に受け継ぐべき世界の宝として認めたのです。 各地から望む富士山の形姿を描いた浮世絵作品で、海外の芸術家にも影響を与えました。「冨嶽」とは富士山のことを指します。三ツ峠山から望む富士信仰の対象※吉田胎内樹型の内部は一般公開されていません芸術の源泉山梨県立博物館蔵構成資産分布図※小佐野家住宅は非公開

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