やまなし県のあらまし2019
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122019 yamanashi ken no aramashi韮崎市生まれ。私財を投じて甲府に山梨実科高等女学校(大正14年、甲府湯田高等女学校と改称。現・甲斐清和高等学校)を開設。山梨の女子教育の基礎を築き、数多くの人材を輩出した。伊いとう藤うた(1868-1934) 富士河口湖町生まれ。富士山麓の自然を舞台に2人の少年の友情と成長を描いた『少年行』をはじめ、地方色豊かで質朴な作品を世に送り出した。自然主義作家として、郷土の文化を深く見つめ直し、その向上にも尽力した。中なかむら村星せいこ湖(1884-1974) アメリカ合衆国・インディアナ州生まれ。来日後、高冷地・清里に農村センターを設立し、戦後日本の農村を復興へと導いた。創設したキープ協会は、清泉寮を拠点に、今もさまざまな活動を続けている。ポール・ラッシュ(1897-1979)笛吹市生まれ。近代俳句界を代表する俳人。故郷山梨で数々の格調高い句を詠み多くの人々を魅了した。作家・芥川龍之介とも作品を通して深い交流があった。郷土を詠んだ「芋の露 連山影を 正しうす」は代表句の一つ。飯いいだ田蛇だこつ笏(1885-1962) 北杜市生まれ。日本と朝鮮の架け橋となった林業技師。朝鮮半島に渡り、伐採により荒廃した山野の緑化に取り組みながら、朝鮮の工芸品の研究や保存にも尽力するなど、朝鮮文化をこよなく愛した。浅あさかわ川 巧たくみ(1891-1931) 山梨近代人物館 館内には、竣工当時の内装を復元した旧知事室や正庁、県政の歴史展示、子ども向け展示などもあります。 平成27年4月、県指定有形文化財である県庁舎別館内にオープンした「山梨近代人物館」では、明治時代から戦前までの間に、山梨県の発展に貢献した人物、国内外で活躍した山梨ゆかりの人物を紹介しています。また、紹介する人物に関連した講座を月1回程度開催します。■ 第9回展示「近代甲府を彩った人々ー県都甲府500年ー」展示期間:2019年4月1日~9月27日■ 第10回展示「近代文学に足跡を残した人々ー県立文学館開館30周年ー」展示期間:10月1日~2020年3月28日■■開館時間  午前9時~午後5時■■休館日  第2・4火曜日/12月29日~1月3日  ※展示替え作業などに伴い臨時に休館  することがあります。■■入館料:無料■■問い合わせ先:山梨近代人物館  TEL 055-231-0988  FAX 055-231-0991人物紹介室山梨県庁舎別館甲府市生まれ。モンゴメリの名作を翻訳した『赤毛のアン』など、欧米家庭文学を日本に紹介し、多くの人に夢と希望を与えた。ラジオの子供向けニュース番組に出演したり、童話や随筆、短歌など数多くの作品を世に残すなど、幅広い活動をした。村むらおか岡花はなこ子(1893-1968)写真提供:赤毛のアン記念館・村岡花子文庫伊藤学園甲斐清和高等学校蔵山梨県立文学館蔵山梨県立文学館蔵©(公財)キープ協会/ポール・ラッシュ記念館写真提供:北杜市浅川伯教・巧兄弟資料館©浅川文彦旧知事室- 山梨県庁舎別館2階 -検索山梨近代人物館※ホームページ・フェイスブックで、情報を更新しています。

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