やまなし県のあらまし2017(デジタルブック版)
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362017 yamanashi ken no aramashi素朴さと気品の中にやまなしの個性が光ります。Crafts of Yamanashiクリスマスエリカ県育成品種「優凪(ゆうなぎ)」山梨県は、洋らんやオリジナル品目など、気象条件や技術を生かした特色ある花の栽培が行われ、全国有数の鉢花産地となっています。12月に雪のように白い花をつける「クリスマスエリカ」は、山梨県のオリジナル花きとして人気を集めています。味甲府鳥もつ煮技ジュエリー技花き文久年間に水晶のてん刻から始まったといわれ、印章は全国有数の産地です。印材は、水晶、柘、水牛などを使用し、機械彫り以外に手彫りによる印章も多く作られています。手彫りの印章は、「甲州手彫印章」として、国の伝統的工芸品に指定されています。技印章歯ごたえのある食感の砂肝、やわらかいレバー、弾力あるハツ、プチプチした食感のきんかんを甘辛く照り煮するのが特徴の鳥もつ煮。昭和25年ごろ、甲府市内のそば店で誕生したといわれています。山梨県は、宝石の加工と貴金属加工が一体となった産地であり、研磨宝飾製品の出荷額は日本一です。さまざまなジュエリーから水晶貴石細工まで幅広い製品がそろっています。Koo-fu(クーフー)コレクション甲州水晶貴石細工味甲斐サーモンレッド技和紙山梨県の和紙の歴史は古く、奈良時代末の宝亀4年(773)の記録には、全国の紙の産地として甲斐の名が記されています。市川三郷町の「市川大門手漉和紙」と身延町の「西島手漉和紙」は山梨県郷土伝統工芸品に指定されています。技織物山梨県の織物は、独特の光沢や風合いで江戸時代より人々の心をとらえた「甲斐絹」をルーツとしています。現在、甲斐絹の技は婦人服、インテリア、裏地、傘地などに生かされ、ネクタイ生地では日本一のシェアを誇っています。か い き 技印伝江戸時代末期までに甲府城下を中心に生産が始められたとみられ、袋物として当時から庶民の間で親しまれていました。鹿皮に独特の伝統技法を用いて漆加工したもので、「甲州印伝」として国の伝統的工芸品に指定されています。技硯甲州雨畑硯は、材料の良さ、光沢の良さが世界的に有名な中国の高級品「端渓」に匹敵するとされ、「和端渓」と呼ばれています。墨ののりがよく、優雅な使い心地のため、書道愛好家にも人気が高いものとなっています。たん けいけいたんわ技を知る四方を山で囲まれた本県では、豊富で清澄な天然水を利用して淡水魚の養殖が盛んに行われ、特にニジマスの生産量は全国屈指です。本県の名水とブドウの果皮粉末を混ぜ合わせた餌で丁寧に育てられた1㎏を超す大型ニジマスは「甲斐サーモンレッド」と名付けられ、程よく脂がのり、臭みがなくさっぱりとした味わいが特徴です。日本一日本一日本一362017 yamanashi ken no aramashi

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