2011やまなし 県のあらまし(デジタルブック版)
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素朴さと気品の中にやまなしの個性が光ります。 Crafts of Yamanashiクリスマスエリカ  洋ランなどの鉢花は、鮮やかな花色や整った花の姿など品質が良く、全国でも有数の産地となっています。また、12月に雪のような白い花をつける「クリスマスエリカ」は、山梨県のオリジナル花きとして人気を集めています。 味 甲府鳥もつ煮 技 ジュエリー 技 花き  文久年間に水晶のてん刻から始まったと言われ、印章は全国有数の産地です。印材は、水晶、柘、水牛などを使用し、機械彫り以外に手彫りによる印章も多く作られています。手彫りの印章は、「甲州手彫印章」として、国の伝統的工芸品に指定されています。 技 印章  歯ごたえのある食感の砂肝、やわらかいレバー、弾力あるハツ、プチプチした食感のきんかんを甘辛く照り煮するのが特徴の鳥もつ煮。昭和25年ごろ、甲府市内のそば店で誕生したと言われます。  山梨県は、宝石の加工と貴金属加工が一体となった産地であり、研磨宝飾製品の出荷額は日本一です。さまざまなジュエリーから水晶貴石細工まで幅広い製品がそろっています。 技 和紙 技 織物  山梨県の和紙の歴史は古く、奈良時代末の宝亀4年(773年)の記録には、全国の紙の産地として甲斐の名が記されています。  市川三郷町の「市川大門手漉和紙」と身延町の「西島手漉和紙」は、山梨県郷土伝統工芸品に指定されています。障子紙、書道半紙、画仙紙などは、国内生産第3位となっています。 技 印伝  江戸時代末期までに甲府城下を中心に生産が始められたとみられ袋物として当時から庶民の間で親しまれていました。鹿皮に独特の伝統技法を用いて漆加工したもので、「甲州印伝」として、国の伝統的工芸品に指定されています。 技 硯 Koo-fu(クーフー)コレクション  山梨県の織物は、独特の光沢や風合いで江戸時代より人々の心をとらえた「甲斐絹」をルーツとしています。現在、甲斐絹の技は婦人服、インテリア、裏地などに活かされ、ネクタイ生地では日本一のシェアを誇っています。 か い き   甲州雨畑硯は、材料の良さ、光沢の良さが世界的に有名な中国の高級品「端渓」に匹敵するとされ、「和端渓」と言われています。墨ののりがよく、優雅な使い心地のため、書道愛好家にも人気が高いものとなっています。 たんけい たんけい わ 技を知る 302011 yamanashi ken no aramashi

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