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更新日:2017年3月13日

水の利用状況と将来予測

水資源の使用形態については、大きく都市用水と農業用水に区分され、このうち都市用水は、生活用水と工業用水に区分されます。

水使用形態の区分

区分

用途

都市用水

生活用水

【家庭用水】飲料水、調理、洗濯、風呂、掃除、水洗トイレ、散水 等

【都市活動用水】営業用水(飲食店、デパート、ホテルプール等)、事業所用水(事務所等)、公共用水(噴水、公衆トイレ等)、消火用水 等

工業用水

ボイラー用水、原料用水、製品処理用水、洗浄用水、冷却用水、

温調用水 等

農業用水

水田かんがい用水、畑地かんがい用水、畜産用水 等

生活用水

生活用水給水量は、平成10年頃までは増加傾向にありましたが、給水人口の減少や1日1人当たりの使用量の減少に伴い、平成12年以降は減少傾向です。給水人口の減少や節水型機器の普及などにより、今後も減少していくものと見込まれます。

工業用水

工業用水は、昭和57年の中央自動車道の全線開通などにより製造品の出荷額が増加したことに伴い、堅調に増加してきましたが、社会経済状況の変化により平成4年以降は横ばいとなり、近年では減少傾向です。今後はリニア中央新幹線の開業などによる新たな企業立地が見込まれ、製造品出荷額の増加が想定されることから、工業用水も増加が見込まれます。なお、工業用水の水源は、全体の79.7%を地下水が占めています。

農業用水

農業用水は、水田かんがい用水、畑地かんがい用水、家畜用水に大別され、このうち約94%を水田かんがい用水が占めています。なお、農業用水は土壌保全や地下水の涵養、景観や生物生態系の保全などの役割も果たしています。山梨県の農業用水需要量の現状は、水田・畑地面積の減少に伴い減少していますが、今後は国が策定した食料自給率向上の取り組みにより農地面積を維持していくこととされているため、現状維持が見込まれます。

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