ページID:83541更新日:2017年12月26日

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ドクターヘリについて

ご質問

8月2日、小淵沢のまきばテニス・コートでゲーム中、ドクター・ヘリが来るので車の移動を頼まれた。ところがヘリが到着したのは20分以上経っていた。更に救急車はそれから15分ほど遅れたと思う。場所は牧草地で、救急車で搬送されてきた患者をヘリに移し替える指定場所とされているのだろう。ところが救急隊等が話し合うだけで一向にヘリが飛び立つ気配は無く、結局ヘリは患者を乗せずに飛び立つ。救急隊員に事情を訊くと、ヘリで搬送する程の状態では無かったそうだ。それはそれで良かったのだが、実際に救急患者だったとしたら、ヘリと救急車のもたもたぶりは問題だろう。友人の一人は、コートに来る途中反対方向に走る救急車を見ている。無線も在り、ナビも在る現代において指定場所を当事者たちが知らない、行き方が分からないと言うのは不可解だ。それに、緊急性が無い患者なら、救急車の隊員が判断出来ただろうに!以前にも、ドクター・ヘリが指定場所に飛んで来たところ、その所に持ち主不在の車が1台置かれていて、着陸出来なかったそうである(白州体育館)。高価なドクター・ヘリを山梨県は何機持っているのか知らないが、有効活用されているのか心配になる。問題は、ヘリや救急車の運転手ではなく、システムと連絡方法だと思う。すると行政の仕事と言うことになろう。行政の杜撰さと、職員らの不作為が原因しているのではないか?

回答

いただきました「ドクターヘリ」の件につきまして、医務課からお答えいたします。
ドクターヘリには、医師、看護師が搭乗するとともに、診療に必要な薬品、資器材も搭載しているため、ドクターヘリと救急車の合流地点(ランデブーポイント)または機内において治療が行えるという大きな優位性があります。
このため、患者様の容態に応じエコー、点滴などの処置を行いながら病院へ搬送することもありますが、医師が現場で治療を行い、生命の危険がないと判断した場合には、直近の病院に救急車で搬送することもあります。
なお、ドクターヘリの出動にあっては、各消防機関おいて出動の要請基準に合致していると判断した場合に要請できることとされており、今回の事案も119番の通報時にはドクターヘリを要請するほどに重症であるとの判断があったと思慮されます。
また、ドクターヘリと救急車のランデブー・ポイントですが、山梨県内に約400箇所あり、消防機関がドクターヘリを要請する際にランデブー・ポイントを決めた上で要請しますので、ドクターヘリと救急車の連絡不足で患者様の搬送が遅れることはございません。
しかし、ドクターヘリは県内であれば県立中央病院からすべてのランデブー・ポイントに15分以内で到着できますので、救急隊が患者様を救急車に乗せた場所とランデブー・ポイントが離れている場合にはドクターヘリ到着後に救急車が到着する場合もございます。
最後に患者様をドクターヘリで搬送しなかったことについてですが、運航主体である県立中央病院に確認したところ、今回の飛行記録から、ドクターヘリに搭乗した医師・看護師がランデブー・ポイントで治療行為を行い、直近の病院に救急車で搬送しても生命に危険はないと判断したものである旨、報告を受けたところであります。
ドクターヘリの運航にあたりましては、山梨県及び県立中央病院だけで可能なものではなく、特にランデブー・ポイントの確保に当たりましては市町村、民間企業及び近隣住民の方々の協力が欠かせません。
高度急性期の患者様の生命を救うため、引き続き県と県立中央病院が一体となって県民の皆様からご理解をいただけるよう引き続き努めて参る所存であります。

受理日 2017年08月03日
回答日 2017年08月09日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県福祉保健部医務課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1480   ファクス番号:055(223)1486

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