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ページID:68255更新日:2015年9月1日

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富士山における外国人登山者への対応について

ご質問

7月22日富士山頂から須走口への下山途中、6合目付近でオーストラリア人の若い女性が同行者とはぐれ、須走口へ誤ルートにて下山しているところに出会いました。周囲の人たちに手当たり次第に話しかけて情報を得ようとしているところでした。本人は誤ルートにも気づいていませんでした。
詳細は省きますが、問題と感じたのは、

○誤ルートが多発している(須走口のガイドの方談)
○外国人にはわかりづらい。
○同行者とはぐれた外国人は「wifi」がないと連絡も取り逢えない。(自国用の携帯電話を利用しインターネット通話をしているそうです)
○誤ルートで下山した場合の、対処方法が用意されていない。(彼女のケースでは、ホテルに荷物を預けてきていたので、現金やクレジットカードの持ち合わせもなく、ホテル名のメモも持っていませんでした。)
 吉田口との分かれ道には「案内」をする人は見当たらず、看板も日本語はともかく、英文はとても小さな文字でした。
 私が登山した印象においても、外国人登山客の多さが目立つように感じましたが、世界遺産である富士山で(ましてメジャーである吉田口登山道で)このような状況は山梨県として大きな損失であると痛感いたしました。
 
 そこで、この場をお借りしての提案内容ですが、
1.標識の整備や案内係の配置
2.「wifi」の整備。ポケットwifiのように、携帯電話回線を利用すれば大きな設備投資をせずとも実現可能なのではないかと思われます。ポケットwifiのレンタルも良いかもしれません。
3.須走口5合目に「誤ルート対応係」の配置、または須走口との一層の連携。
 以上、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

回答

いただいた「富士山における外国人登山者への対応」の件について、観光資源課からお答えします。
1、について
<標識>
 下山道八合目で吉田ルートと須走ルートが分岐する地点には、分岐手前と分岐点に日、英、中、韓4カ国語で標記した道標を山梨県で設置しています。ご指摘の文字の大きさですが、富士山の道標等は平成22年に環境省を中心に策定された「富士山における標識類総合ガイドライン」に則って作成することとなっており、下山道分岐点の道標もこれに準拠しています。なお、道標に加え、日、英、中3カ国語での音声案内も行っているところです。
<案内係>
 下山道における道誤り対策を含めた安全対策として、山梨県、富士吉田市及び吉田口旅館組合(山小屋組合)は、山頂から下山道八合目分岐点の区間に安全誘導員を配置しています
 体制は、7/1から9/14の一部平日を除いた64日間、最大7名を配置し、そのうち、下山道分岐点には下山者が多い5:00~8:00の間、2名の誘導員が道案内を行っています。また、六合目安全指導センターでは多言語で下山道分岐を説明したチラシを配布しているほか、富士登山オフィシャルサイトでも日、英で下山道分岐の注意喚起を行っています。

2、について
 外国人登山者の通信環境の整備については、吉田ルートにおいては、五合目、六合目及び山頂にフリーwifiスポットを整備していますが、今後、登下山道においても外国人の通信環境について検討したいと考えています。

3、について
 須走口五合目の観光案内所と吉田口五合目の富士山五合目総合管理センターは、下山道分岐での道誤りが発生した際等は、相互に連絡を取り合い、目的地へ戻る方法等をお伝えしています。
 今後も、両県各登山口間の連携を密にし、登山者の利便性向上が図れるよう、静岡県と連携し取り組んで参ります。

 このたびは、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

受理日 2015年07月24日
回答日 2015年07月30日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部観光資源課 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1576   ファクス番号:055(223)1438

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