ページID:68251更新日:2015年9月1日

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リニアでの新交通について

ご質問

リニアが開業するにあたり、甲府駅とリニアの駅を結ぶ交通についてですが、山梨はただでさえ電車の路線が少ない、バスの本数が少ないという車社会になっています。
 甲府駅とリニアの新駅を結ぶのにバスとありますが、甲府市内はただでさえ車が多いことで渋滞が起こり、そこをバスで結ぶことという考えでは、その渋滞により、定時制が守られず、せっかくのリニアの速達性が失われると思います。せっかく近くに走っている身延線があるにも関わらず、そことも交差しません。ガイドウェイ、荒川河川敷ともありますが、やはり限界があると思います。
 そこで、あくまで自分の意見なんですが、モノレールか路面電車がいいと思います。その2つには定時制がある、気楽に乗れる、お年寄りなどもちょっとした買い物に利用できる、県外からの旅行客が色々なところに行ける。といった利点があります。
 自分の友達に県外の人がいますが、その人が山梨に旅行にきたとき、「電車のみで行ける観光地が少ない、電車の路線が少ないからバスが多いと思ったらバスもまったくない。甲府市は県庁所在地にも関わらず交通が不便すぎる」と言っていました。今の山梨、甲府市でさえも若者にはかなり不便です。車がないとほとんどのところに行けないのです。
 もし路面電車やモノレールができたとすると渋滞緩和、県外からの旅行客も気軽に来られると思うのですが。最近の人口減少もその不便さが拍車をかけてるのではないでしょうか。
 なにか思い切ったことをしないと今の山梨は変わらないと思います。
本数は20分に1本ほどでいいと思うのでモノレールか路面電車がいいです。県民一人の意見としてお願いします。

回答

いただいた「リニアでの新交通」の件についてリニア推進課からお答えします。

 リニア新駅と甲府駅とを結ぶ交通手段については、利用者がリニアの時間短縮効果を生かせるように、移動の所要時間が正確であること(定時性)と移動の所要時間が短いこと(速達性)を確保することが大切ですが、これに加えて、交通需要、建設費や採算性、リニア開業までの事業実施の確実性などの観点から実現可能性を十分に検討する必要があります。
 有識者などで構成される山梨県リニア活用推進懇話会において、各種の交通手段について比較検討いただきましたが、モノレール建設については、高架専用軌道の整備など初期投資額が巨額となることなど経済性の観点より困難との結論に至りました。
 県といたしましては、「山梨県リニア活用基本構想」にお示ししたとおり、リニア新駅とJR甲府駅とを結ぶ交通手段については、荒川堤防を専用道として活用したBRT(Bus Rapid Transit の略で、バス専用レーンや連節バス等の導入などにより、定時性・速達性の確保と利便性・快適性の向上を図るバスシステム)が現時点では他と比較し最適であると考え、その整備を検討することとしております。
 今後も、荒川の河川利用に配慮しながら、安全で円滑な道路交通を確保するため、関係者と十分な検討・協議を行っていきたいと考えております。
 また、今後の社会経済情勢の変化や交通需要の動向などを的確に把握する中で、LRT(Light Rail Transit の略で次世代型路面電車ともいわれ、専用軌道に加速性や快適性などを高めた軽量な車両を走行させるシステム)などの導入の可能性についても、検討していきたいと考えております。

受理日 2015年06月18日
回答日 2015年06月23日

このページに関するお問い合わせ先

山梨県知事政策局リニア環境未来都市推進室 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1540   ファクス番号:055(223)1776

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