更新日:2011年1月26日
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わが子を明るく健やかに育てるために(PDF:1,559KB)

子どもが健やかに成長するためには、親子がふれあい、明るく、温もりのある家庭が必要です。
経済の発展とともに、社会や各家庭に物資が豊富になり何一つ不自由なく暮らせるようになった今日ですが、このような中で、社会の発展に逆行するかのように心を荒廃させ非行に走る少年たちが後を絶ちません。
昭和58年から戦後最高のピークにあった少年非行も平成元年から、減少傾向を示してきました。しかし、少子化の進む中では、一概に減少しているとは言えない状況です。
非行少年の多くは、本人自身の規範意識の低さもありますが、それ以上に幼児期からの生活のベースとなる家庭の温かさや大切な「しつけ」が欠けている場合が少なくありません。
次代を担う少年を非行に走らせないためには、少年の生活の基本となる家庭生活に心の安らぎが用意されなければなりません。
大人社会は仕事と交際関係で多忙を極めていますが、子ども社会とて同じことといえます。子どもの生活に大人は大きな関心を寄せ、多方面にわたる気配りをしてあげなくてはなりません。子どもの顔色・服装・持ち物など、声なき声にも耳を傾け、共に悩んだり・喜んだり、また、日々の成長に万雷の拍手を送ってあげたりして、子どもと一緒に歩んでいく親・家族の人間関係が渇望されます。幼児の社会を知るには「幼児の目の高さに大人の目を合わせよ」とも言います。子どもの健全な成長を願う、我々、大人は子どもの心にそっと心を寄せ温かく見守り育てていくという、ごくあたりまえのことが重要といえます。
〈小さい時からしつけることを忘れるな〉
家庭におけるしつけや養育には大別すると次の2つの場があると考えられます。
子どもへの親の態度を常に大切にし、望ましい社会人に成長させていこうとする日々の実践が大切です。
心身ともに幼く、稚気に満ちた行動をとるのが特徴ですが、生活の基本的ルールをきちんとしつける大切な時期です。
いつも動きまわっており仲々じっとしていません。
よい悪いにつけ大人や友だちのまねをする。人の持っている物を欲しがる。未知の世界に対する好奇心が強く、他愛ないことに興味を持ったり、詮索したりする。
子どもらしい空想にふけり、夢をいだき、おとぎ話や漫画をみて、空想と現実を近藤する、テレビ等の影響も受けやすい。
虫を平気で殺したり、猫や子犬をいじめたり、おもちゃを壊したりする等の残忍性、破壊性がかるかと思うと、腕力の強い子どもの言うことを、素直に聞く服従性があります。また、罪の意識もなく、人のものをとったり、いたずら半分に火遊びをする等思いがけない非行を犯してしまうことがある。
~友達関係の注意が大切です~
身体的には、男女とも9~10才をさかいに長足の発達を示し、17~18才ごろまでには大人に近い体格になり、精神的にも同じような発達を示すなど、大人への成長発達の過程にあるが、心身はまだ未熟で情緒的には不安定である。
中学生ころから、自分というものを意識し、名誉心や自己主張が強く、親や教師、年長者の言うことは素直に聞かなくなります。大勢の前でしかられたり、軽蔑されると内心、自分では悪いと思っていても極端に反抗するなど、自己の存在を示そうとします。
新しい友達を求めたり、家庭外の行動に興味を持つ、集団生活の場では、群集心理に左右され、衝動的な集団非行に発展したり、類は友を呼ぶ式で非行性のある少年達だけで、グループをつくり、集団非行を重ねるといったケースが生じがちです。
自我の確立とともに、ものごとに論理性、合理性を求め批判的傾向が強く出てくる。新しい経験にあこがれ思想や人生観など精神世界を理解できるようになる。
この年代は、論理性を求める反面空想的な面を持ち、自分の能力を過大に評価し現実とのギャップが生じ、理想が容易に達せられないことを知ると自己嫌悪におちいる。やがて劣等感となり内攻あるいは逆に虚勢等となって現れる。
性的に敏感となって、異性に強い関心を持ち、美しい恋愛にあこがれる。恋愛小説、ビデオ、ポルノ雑誌、絵、写真から性的刺激を求める。理性の発達が伴わないことから時に衝動的な直接行動に走ることがある。
~友達に影響されやすい~
思春期特有の情緒的な同様が大きく、ちょっとしたきっかけで非行に走ることがある。友達関係の影響も大きく、集団的非行も現れる。急激な変化を見せる時期である。
~本人の意志や気持ちを尊重し、励まし、力づけることによって自覚を促してやる~
劣等感や悩みが強く、親や先生、雇い主に対して反抗心を抱くようになり、将来に希望が持てなくなると、やけくそになり、せつな的な快楽を求めて遊びまわる。子供扱いや差別的な扱いをされると強く反抗する。自立をめざしての目標や、打ち込めるものを持たせるように心がけることが必要である。
身体の病気の場合、本格的になる前に潜伏期間があり、いろいろな前駆症状があらわれます。非行という心の病気についても同じことが言えます。少年が非行化する時は、いろいろな兆候があらわれるものです。次のようなことに気がついたときは注意しましょう。
この段階の症状は思春期の一般変化とも考えられるから、直ちに非行化への潜伏症状と心配し、本人に積極的に働きかけるほどのことはないが、子どもから目を離さず、子どもの立場に親の身をおき、しっかり見守ってやることが大切です。
この段階でくいとめるかどうかが非行防止のポイントです。子供と話し合いができる基盤が家庭にあれば事態は悪化しません。
この段階の少年は不良行為少年にあたります。一刻も早く専門的な指導助言が必要です。
万引きは、中・高生に多く、スリル感や遊び感覚で発展する恐れを持っています。一度成功するとやみつきになり、罪の意識がうすれ、つかるまで続けます。
初発型非行の中で、万引きとともに多いのがオートバイ盗を中心とする乗り物盗です。乗り物盗は、窃盗の他に無免許運転や交通事故ともつながっています。
「酒、たばこ」は非行化への第一歩です。よく非行グループの結束の象徴として使われており、やがて次の段階へとエスカレートして行く前兆であると考えます。
等々からグループへのつながりを深め、非行への深みにはまりこんでいきます。
「いまどき、たばこぐらいで」とか「隠れて吸われるよりは」など軽く見過ごしたり、容認している家庭や大人たちが見受けられます。
少年の喫煙、飲酒は法律で禁じられています。法律は最小限の道徳を決めたものですが、社会のきまり、集団生活のルールを身につけさせるため大人は厳しい態度で改めさせることが大事です。
援助交際や不健全性行為などの正否公で保護・補導される少年が増えています。女子少年のなかには暴力団の毒牙にかかって覚せい剤をうたれたり、売春を強要されるなど、一時の迷いや安易な動機から深みにはまり転落する少年が少なくありません。
最近の暴走族は、単に暴走行為をするだけではなく、一般の人に対しての暴行、障害、強盗、恐喝をはじめ、窃盗、暴力行為などの凶悪犯罪を重ね、交通取締中の警察官にも襲いかかるなど悪質化しています。
また、覚せい剤やシンナーを用いたり凶器を携行して暴力団まがいの対立抗争事件を起こし、凶悪化、悪質化の傾向を強め、大きな社会問題となっています。
車を欲しがる→単独ドライブ→集団非行→非行→警察・・・補導、これらが暴走族への近道のパターンで、ほとんどが少年たちです。
「人として認めてもらいたい」「目立ちたい」「ストレスの解消だ」「仲間が欲しい」「格好がよい」「夜走ることの楽しさと力強さが暴走族にある」と彼らは、口を揃えて言うが、これは、精神的背景に社会やまじめな友だちについていけない少年たちの自己掲示欲や劣等感があるのではないかと考えることができます。
覚せい剤等違法薬物や脱法ドラッグの乱用傾向は、一般成人や主婦たちから次代をになう少年、少女の間にまで広がり、凶悪犯罪の誘発など、さまざまな障害を生じ健全な青少年の育成上由々しい問題として、誠に憂うべき事態になっています。
その上、覚せい剤等の薬物や脱法ドラッグは暴力団の資金源にもなっており、一日も早く撲滅しなくてはなりません。
シンナーや接着剤は、もともと工業用や工作用などに使うもので、危険な有機溶剤が含まれています。シンナー等の乱用は、最近、減少傾向にありますが、予断を許さない状況にあります。シンナー等を吸入すると、興奮、マヒ、幻覚等の作用があり、頭痛、貧血等の急性中毒をおこし、慢性中毒になると、運動神経、視覚神経がおかされ、成長期の少年の心身をむしばみきわめて有害危険です。
全国的にいじめはここ数年著しく増加しています。もともと潜在化しやすい問題ですので発見しにくいのですが、最近は、暴力、恐かつなど犯罪に近いいじめが多くなってきているのが特徴です。
最近、いじめが少年たちの生活の中に溶け込んでしまっていて、ますます外から見えなくなってきています。いじめが増加しているということは、少年たちのストレスが高まっているということでしょうか。
平成10年頃から、少年による刃物を使用した痛ましい事件が全国で相次ぎ、本県でも平成10年に中学生による刃物使用事件が発生し、大きな社会問題となりました。関係各機関が連携を強化しながら、このような不幸な事件の再発を絶対に防止しなければなりません。
子供が健やかに育つことは、親の一番の願いです。子供が一人前の大人に成長する前に自らの命を絶つことは、親にとって、こんなに悲しいことはありません。少年の自殺は注意していれば防ぐことができると言われています。
安易な気持ちで家出するが、当面するのが食と住です。友人を頼ったとしてもまともな人でないことが多く、いずれはお金も泊まるところもなくなり、途方にくれます。
そんな時、声をかけてくれた人をつい頼ったり、言葉巧みに近づく大人の誘いに簡単にのせられ、覚せい剤をうたれたり、売春、淫行等の被害者となり悲惨な目にあっている事犯が各地に発生しています。
女子の場合は、殆どが性犯罪にからんでおり家出が長びく程危険が増します。
特効薬はありませんが、人間関係がうまく機能している、笑顔のある明るい家庭であることが第一でしょう。次のようなことはどうでしょうか。
子供の誘かいは、いつも生命に危険が及ぶおそろしいものです。大人の言葉を信じて疑わない純真な子供をだます誘かい事件は最も憎むべき犯罪です。最近、近県で悪質事犯が発生しています。
少年非行の増加は、少年を取り巻く社会環境の悪化と深いかかわりあいがあります。少年を健全に育成するためには、良い環境づくりが必要です。そのためには、地域の方々の総ぐるみによる環境浄化活動を推進することが求められます。
営利追求のために有害な環境をつくりだす大人社会の責任は非常に重いと言わざるを得ません。
最近、インターネットや携帯電話が普及し、「出会い系サイト」を少年が利用できるようになっています。
好奇心から「出会い系サイト」に書き込み等をして、さまざまな犯罪の被害にあう少年が急増しています。
「出会い系サイト」は、名前などを隠したままで、その内容に嘘・偽りが有り、さまざまな異性との交際ができることから、犯罪者にとっても便利なシステムとなっています。
児童が「出会い系サイト」を利用した結果、凶悪な犯罪に巻き込まれる事件もたくさん起きており、非常に危険です。
このような事態から「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」が平成15年6月13日公布され、9月13日施行されました。
この法律は、インターネット異性紹介事業の利用に起因する犯罪から児童を保護し、児童の健全育成に資することを目的としています。(児童とは18歳未満の者をいう。)
異性と交際を希望する者の求めに応じて、情報をインターネット上に公衆が閲覧できる状態にして、それを閲覧した異性交際希望者がメールで相互に連絡できるようにする役務を提供する事業(有償・無償を問わない。)をいいます。
少年非行は近年、凶悪事件が相次ぐなど深刻な社会問題となっております。少年を非行に走らせないためには、前兆となる喫煙や飲酒など不良行為の段階を見逃さず、原因となる少年の抱える悩みや問題を解消してやることが必要です。また、女子の性的被害、いじめ、児童虐待などの少年が被害者となるケースも増えていますが、被害少年には精神的援助を行うことが重要となっています。
警察では警察本部に少年サポートセンターを設置し、専門の職員が様々な相談を受け、関係する機関や少年補導員等の民間ボランティアとも連携して、助言や指導を行っています。
親や先生などにも悩みや心配ごとを打ち明けられないでいる少年や、子どものことで心配している保護者のために、電話で気軽に相談できる「ヤング・テレホン・コーナー」やメールでの相談も、同時に開設しています。
また、県下の各警察署においても相談を受け付けています。いずれも、相談は無料ですし、秘密は厳守されますので、安心して利用してください。
| 警察署 | 電話番号 | 警察署 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
|
甲府警察署生活安全課 |
(055)232-0110 |
南部警察署刑事生活安全課 |
(0556)64-3301 |
|
南甲府警察署生活安全課 |
(055)243-0110 |
笛吹警察署生活安全課 |
(055)262-0110 |
|
南アルプス警察署刑事生活安全課 |
(055)282-0110 |
日下部警察署刑事生活安全課 |
(0553)22-0110 |
|
韮崎警察署刑事生活安全課 |
(0551)22-0110 |
富士吉田警察署生活安全課 |
(0554)22-0110 |
|
北杜警察署刑事生活安全課 |
(0551)32-3111 |
大月警察署生活安全課 |
(0554)22-0110 |
|
鰍沢警察署刑事生活安全課 |
(0556)22-0110 |
上野原警察署刑事生活安全課 |
(0554)63-0110 |
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