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平成21年5月21日、山梨県文化財保護条例(昭和三十一年山梨県条例第二十九号)第四条第一項および第三十一条第一項の規定により、寺本廃寺跡が山梨県指定史跡に、また甲府城跡金箔鯱瓦が山梨県指定有形文化財に指定されました。
これに伴い、当館では「県指定文化財速報展」を開催しています。
当館では、写真パネルで紹介しています。
◆種別 史跡
◆年代 白鳳時代(7世紀後半)
◆指定地域 笛吹市春日居町寺本周辺
寺本廃寺は、今から1340年ほど前の670年代に建てられた山梨県で一番古いお寺です。1980年代に行われた発掘調査では、講堂や三重塔、金堂、僧坊などや、これらの建物を取り囲む中門・南門・北門・西門・回廊が見つかっています。僧坊跡からは、塑像仏像(粘土で造られた仏像)の破片や墨書土器(墨で文字や記号が書かれた土器)、灯明皿(明かりを灯した土器)などが出土しました。
かつて寺本廃寺の周辺は、甲斐の中心地として役所があったとされています。寺本廃寺はそれに伴う寺院であったか、もしくは周辺にある古墳群の主である地元有力者の氏寺であったと考えられています。

◆種別 有形文化財(考古資料)
◆年代 甲府城築城期 文禄~慶長年間(1590年代)
◆所有者 山梨県教育委員会
◆所在地 山梨県立考古博物館
甲府城は、今から400年ほど前に豊臣秀吉の命令で建てられた戦国時代のお城です。かつては甲斐府中城・一条小山城とも呼ばれました。
今回有形文化財に指定された鯱瓦は、表面に金箔が貼られているのが特徴です。全国の城郭調査などから、金箔瓦は甲府城が建てられた時に葺かれたと判断されました。
また鯱瓦は大型建物の屋根の両端に立てられました。甲府城の鯱瓦は多くが本丸を中心に出土していることから、かつて本丸周辺には高層の建物が建っていた可能性が高くなりました。今回指定された鯱瓦は、豊臣秀吉時代の城に大型建造物があったという証拠となり、とても重要です。
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