甲州ワインとは

甲州ワインの多様性

甲州ワインの味と香りのバリエーションを知ろう

シュール・リー

80年代初めに登場した「シュール・リー製法」は、一定期間、ワインと澱(おり)を接触させることで味に厚みを持たせる辛口甲州の醸造法です。これはもともと、フランス・ロワール地方のミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ種)で一般的な醸造法です。

小樽仕込み

世界中のシャルドネに用いられる醸造法を甲州にも適用。香ばしいオークのフレーバーとともに、ワインに厚みがもたらされるのが特徴です。発酵から樽を使う方法と、熟成のみ樽を使う方法の2通りがあります。

グリ

甲州の真のキャラクターを表現するというコンセプトで、果皮の持つ成分も取りこんだワイン。発酵前に果皮を果汁に漬け込む“スキンコンタクト”や、果皮といっしょに発酵を行う“醸し”などさまざまな方法があります。一般的にグリは淡いだいだい色がつき、渋みが強い傾向です。

アロマティック系

甲州は香りがピークになるタイミングと糖度がピークになるタイミングにずれがある、大変難しい性質を持ちます。この問題を解決し、甲州本来の柑橘系の香りを強めたタイプが2000年代中ごろから登場しています。

甘口

辛口が多い甲州ワインですが、現在でも遅摘みや氷結による甘口は少なくありません。また、辛口の仲間ながら渋みをマスクするためほんの少し糖分を残した甲州も見受けられます。

スパークリング

昨今の“泡もの” のトレンドに合わせて、シャンパンのように瓶の中で二次発酵を行った本格派や、タンクの中で二次発酵を行う簡易派、さらにガスを封入したリーズナブルなタイプまで、甲州を用いたさまざまなスパークリングワインがつくられています。