甲州ブドウの祖先はヨーロッパが起源。人類の東西交易とともにシルクロード経由で日本に上陸したのだとか。国内における甲州ブドウ発見説には以下2説があります。
奈良時代の高僧行基が修業中、夢枕に立った右手にブドウを持つ薬師如来の姿を木彫りにして今日の柏尾山大善寺に安置したところ、ブドウの樹を発見。これを薬草として育てたのち村人にも広まり、「甲州」となった説。
勝沼の雨宮勘解由説(かげゆ)が自生の山ブドウと異なる蔓植物を発見。自宅に持ち帰り植えたところ、5年後にやっと結実した種が「甲州」であったという説。

甲州市勝沼にある大善寺は甲州ブドウとゆかりが深い
このように、由来に関してさまざまないわれを持つ甲州ブドウですが、現代において、山梨県での作付け面積は2009年実績168.3haと全国一位。これは山々が雨雲をはばみ日照量の多い山梨の気候風土が、雨に弱い甲州ブドウの生育に適しているからにほかなりません。甲州市を中心に、甲府市、笛吹市、南アルプス市と韮崎市、そして県北の山梨市などで、農家のみなさんが手間ひまかけてよいブドウ作りに日々努力しています。
