山梨てくてくvol.10
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01甲斐奈通りに面した階段を上ると、新しく改築された拝殿が迎えてくれる。境内には、健康守護社、商売繁盛社、諸願成就社などいくつもの末社がある。05古い地名と当時の町並みの地図に解説を添えた案内板が、道端にある。古い地名からその地の歴史に思いをはせれば、散歩にも一層の風情が感じられる。06天正10(1582)年創業。遠祖・上原勇七が、鹿革に漆で模様を付ける技法を創案した。この辺りは甲府城下の入り口として、江戸時代から繁栄していた。甲府カトリック教会甲斐奈神社印傳屋 上原勇七本店02横近習町通りを行き交う人たちを眺めながらランチが楽しめるお店。店主が丁寧に作るごはんは、優しい味わい。印傳博物館nohonohoのほのほ五味醤油地域の歴史を伝える案内板08創業明治元年の老舗。米こうじと麦こうじを合わせて造る甲州みそは山梨特有のもの。昔ながらの製法にこだわり、丹精込めて手作りしたみそは、滋味豊かな味わい。07印傳屋本店の2階にある博物館は、印伝の歴史や技法を伝える資料や、貴重な作品を数多く収蔵、展示している。印伝の文化と魅力を深く知ることができる。横近習大神宮よこきんじゅ03大正時代に建てられた教会は、建築物としての魅力もある。聖堂内部には6体の聖像があり、人々の心のよりどころ、祈りの場として常に開放されている。04毎年2月3日には、柳町大神宮とともに節分祭が行われる。江戸時代から続くこのお祭りは「大神さん」と呼ばれ親しまれている。春には境内の桜も美しい。 甲府カトリック教会でお会いした司祭の白木信一さんは「この辺りは外国籍の方も多く、いつでもお祈りができるように聖堂は24時間開放しています。誰でも自由にお入りいただけますので、この地を訪れた方にも教会に触れ、静かなひとときを過ごしていただけたらと思っています」と優しく語ってくれました。だいじん17

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