さぼうのおしごと(砂防読本)
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 火山噴火とは10 「火山噴ふん火か」は、それ自体は土ど砂しゃ災さい害がいとはいえません。しかし「火山」が「噴ふん火か」すると溶よう岩がん流りゅう、火か砕さい流りゅうのほか、噴ふん火かが雪の時期であった場合には泥でい流りゅうや、降ふり積つもった火山灰ばいを巻まき込こむ土ど石せき流りゅうなど、様さま々ざまな土ど砂しゃ災さい害がいを引き起こすので、それらに対する備そなえが必ひつ要ようです。  火山の噴火で起きる主な土砂災害地表に出たマグマがゆっくりと流れ下るのでひなんすることもできます。雪が火か砕さい流りゅうなどの熱ねつで一気に溶とけ、まわりの土どしゃ砂などを巻まき込こんで流れ出します。火山灰ばいなどが火山ガスといっしょに流れ下りスピードが速いのが特とく徴ちょうです。火山灰ばいが積つもると少しの雨でも土ど石せき流りゅうが発生します。①溶ようがん岩流りゅう②火か砕さい流りゅう③泥でい流りゅう④土ど石せき流りゅう噴ふん火かのときは噴ふんせき石とよばれる岩などが飛んでくることがあります。噴ふんせき石にあたるととても危き険けんなので注意が必ひつ要ようです。噴ふん石せきがあたると危き険けんだよ! 火山噴火とは 火山噴火とは

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