令和3年度子育てハンドブック
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● 病気や事故から子どもを守る ●乳幼児の事故を防ぐ 乳幼児期から小学校にかけて、子どもの死亡原因の第1位は不慮の事故です。そのほとんどは親の注意(環境整備)や子どもに安全のしつけを十分することで防ぐことができます。乳幼児の事故防止には、何気ない日常の行動であっても子どもの視点に立って見直すなど、細かな気づかいが必要です。〇 月齢・年齢別で起きやすい事故と予防〇 生活の場における起きやすい事故月齢・年齢起きやすい事故予防のポイント新生児~6か月窒息事故転落事故○寝具の環境を整える。・布団は固めのものを選ぶ。・タオルや布団が赤ちゃんの顔にかからないようにする。・仰向け寝とし、うつぶせ寝をしないようにする (医師から指示のあった場合を除く。)。○添い寝をしながら授乳をしない。○‌少しずつ動いて移動することがあるので、ベッドの柵は必ず上げておく。7か月~11か月転落・転倒(玄関・ベビーカー・階段などから転落)水の事故(浴室・洗濯機でおぼれる)やけど・誤飲・中毒○‌ハイハイやつかまり立ちができ、動き回れるようになると、いろいろな事故が起きやすくなるので、子どもから目を離さないようにする。○‌子どもの手の届くところに、誤飲や「やけど」につながるようなものは置かない。1歳~4歳水の事故(川や浴室・洗濯機でおぼれる)家電や火遊びによるやけどベランダ・窓からの転落交通事故○‌水深が浅くても溺死することがあるので、浴槽の水は抜いておく。○風呂場には鍵をかけておく。○‌日頃から危険な場所やその対策について親子で話し合っておく。子どもの健康や医療3過去5年間で、5才未満の子どもが、窒息、溺死などの不慮の事故で亡くなっています!!-R2年度予防のための子どもの死亡検証体制整備事業(CDR)から-子どもの健康や医療18

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