ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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146最古の人類が現れる都留市一杯窪遺跡(県内最古の石器を確認),甲府市立石遺跡,南部町天神堂遺跡,北杜市丘の公園遺跡周辺など,県内各地で打製石器を使用する人々が現れる天神堂遺跡で,集石遺構などの生活の遺跡がつくられる県内各地に縄文土器を製作・使用する人々が現れる北杜市神取遺跡や社口遺跡で,草創期縄文土器が出現県内全域に縄文集落が普遍的に分布する笛吹市・甲州市の釈迦堂遺跡群で,大量の土偶が製作される エジプト文明,メソポタミア文明,中国文明,インダス文明がおこる縄文社会が成熟期を迎える遺跡が減少(人口が減少)し,祭祀性の強い遺構が出現韮崎市宮ノ前遺跡(東日本最古級)や南アルプス市向河原遺跡などで,稲作が行われ始める倭の奴国の王が後漢に使いを送る邪馬台国の卑弥呼が魏に使いを送る甲斐市金の尾遺跡・甲府市上の平遺跡などで,方形周溝墓が造られる甲府盆地周辺部を中心に県内各地に古墳が築造される 甲府市甲斐銚子塚古墳・大丸山古墳,笛吹市姥塚古墳,市川三郷町大塚古墳など大規模な古墳が築かれるヤマトタケルノミコト(日本武尊),東征の帰路に甲斐に入り,酒折宮で歌を詠むという伝説がある(『日本書紀』)倭王武が中国南朝の宋に使いを送る聖徳太子が摂政になる聖徳太子が甲斐の黒駒に乗り,空中を飛行し富士山頂に至ったという伝説がある(『扶桑略記』『水鏡』)冠位十二階を制定する十七条の憲法を制定する小野妹子を隋に送る隋が滅び,唐がおこる第1回遣唐使を送る大化の改新がはじまる壬申の乱がおこる 壬申の乱,甲斐の勇者,大海人皇子方で活躍 寺本廃寺(笛吹市)建立大宝律令を定める甲斐他7か国の兵,陸奥・越後の蝦夷征討のため徴用される都を奈良(平城京)に移す甲斐,神馬を献上 十二世紀初め頃まで甲斐の駒牽が実施される墾田永年私財法を定める 国分寺・国分尼寺建立の詔富士山噴火都を京都(平安京)に移す富士山噴火富士山が噴火,甚大な被害が出た旨を甲斐国司が報告平将門の乱(~40)富士山が噴火,溶岩が湖を埋めた旨を甲斐国司が報告甲斐国司,平将門の弟平将武らを討ち取った旨を報告市河(川)荘,山城国法勝院領目録に表れる(甲斐の荘園の初見)藤原道長が摂政となる甲斐守源頼信ら,平忠常の追討を命じられる富士山噴火前九年の役につき,陸奥への兵糧送付が命じられる富士山噴火白河上皇が院政をはじめる十字軍の派遣が始まる甲斐源氏の始祖とされる新羅三郎源義光死去(83歳)常陸の源清光,濫行のかどで告発され,父義清とともに市川荘に配流大化 元天武 元大宝 元和銅 2和銅 3天平 3天平15天応 元延暦13延暦19貞観 6承平 5承平 7天慶 3安和 2長和 5長元 3長元 5天喜 5永保 3応徳 3永長 元大治 2大治 557239478593603604607618630645672701709710731743781794800864935937940969101610301032105710831086109611271130約700万年前約30,000年前20,000~18,000年前12,000年前11,000年前10,000~6,400年前5,000~3,000年前3,000~2,300年前2,300~2,200年前おもなできごと黒文字:山梨のおもなできごと 青文字:日本のおもなできごと 緑文字:世界のおもなできごと時代西暦年号山梨県を中心とした年表旧石器縄文弥生古墳飛鳥奈良平安短甲(大丸山古墳出土)(山梨県立考古博物館 蔵)山梨県の歴史は,日本や世界とどのようなつながりがあったのか,考えてみましょう。木簡には何が書いてあるのかな。黒駒太子像(富士曼荼羅図)(山梨県立博物館 蔵)(表)(裏)(山梨県立博物館 蔵)

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