ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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135第1章 ふるさと山梨を大観して第2章 心のふるさと富士山第3章 ふるさと山梨を見つめて第4章 私たちのまちを見つめて第5章 未来を考える資 料 編 高尾成畑遺跡は,縄文中期末の時期で,集落の中でも祭さい祀し的な性格の濃い住居跡と推定されます。住居跡の周りで,土器が発掘されハの字の沈ちん線せん文もんをもつ曽そ利りV式土器で,山梨郡内地域の特徴です。この発掘された土器等は丹波山村民俗資料館に展示されています。 祇ぎ園おん祭まつりで奉納されるささら獅し子し舞まいは,江戸時代から伝わる奥多摩地方独特のものです。獅子3頭と4人の花笠,2人の白刃が1組となり,笛,太鼓のお囃はや子しの音に激しく舞う民俗色豊な舞いで,村中を練り歩きます。300年以上続いている伝統行事は,県の文化財にも指定され,やがて来る秋の豊ほう穣じょうを願う,丹波山の夏の風物詩になっています。わたしたちのまちをつくる山梨を代表する宝がたくさん 丹波山村では,水源公園構想の下に整備が進められ,平成2年度に小こ峰みね山に整備された高低差42mのローラー滑り台は,眼下に丹波渓谷を見ながら一気に下れば2分30秒,途中にはループもありスリル満点の滑り台です。また,小峰山の頂上に築かれた冒険丹波山城の1階が滑り台の出発点,2階が展望台になっています。こんなものも滑り台の全長は何メートルあるのかな。獅子舞の由来は何だろう。丹波山の獅子舞は何種類あるのだろう。小中学生も練習して舞いますまちの功労者 青年団はかつて「若い衆」と呼ばれ明治34年に「丹波山村青年団」として発足しました。当時の活動は村の祭礼の諸行事「お松引き」,「盆踊り」等の行事や各種共同作業を青年団で行っていました。この青年団総勢194名を取りまとめる青年団の初代団長として活躍しました。丹波山村初代青年団長 酒さか井い兵弥まちを守る 丹波山村では,平成25年9月の台風で学校の体育館及び民家が,沢からの土砂流出により多大な被害を受けました。この他にも村内には土砂が流出する箇所があります。このことにより堰えん堤ていをつくり各地区の住民が安心・安全な生活ができるよう力を入れています。What is this?It’s a natural ice skating rink.

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