ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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133第1章 ふるさと山梨を大観して第2章 心のふるさと富士山第3章 ふるさと山梨を見つめて第4章 私たちのまちを見つめて第5章 未来を考える資 料 編まちを守る 過去100年で一番の大雪と言われた平成26年2月の積雪量は,小菅村で121㎝と観測史上1位を更新しました。一時は,村外に通じる道路が全面通行止めになり,食糧不足等懸念されましたが,住民と業者,自衛隊等の協力により孤立集落がいち早く解消されました。この教訓をもとに村では小型除雪機を購入し各地区に配備し,地区内の孤立防止策に力を入れています。What is this?You can see some marks like hieroglyphics here in Kosuge village.They represent ancient Kosuge village. What do they mean?まちの功労者 藤原先生は昭和22年に小菅村に住むことになり,診療所の医師として村の住民の健康のために尽くした人です。仕事熱心な先生は,村の人から病気の知らせを受けると真夜中でも,また,どんなに雨や雪が降っていても病人の所にかけつけ,病気で苦しむ人の枕もとで痛みが治まるまで付き添い,家族の人たちも心配させないようにいたわりました。村民は今でも「女医さん」と呼んで尊敬しています。村民の健康のために23年間,献身的に診療にあたった藤原先生は,死去されてから内閣総理大臣表彰,小菅村名誉村民第1号の称号を受けました。村の人たちの健康のために尽くした藤原くにゑえ先生 村に住む酒井嵓いわおさんが,民間で日本一早くヤマメの人工孵ふ化かに成功したことをきっかけとして,ヤマメやイワナの養殖が盛んに行われています。また,わさびの生産も盛んで,県下有数の生産地となっています。どちらの特産も冷たくてきれいな水が欠かせません。村の特産品はまさに源流の恵みです。 多摩源流の里・小菅村に,日本で唯一の森から飛び出すジップスライドがあります。130mの長さを誇り,里山が眼下に広がります。 また,自然の森の樹木を使って登り,渡り,滑走するスリル満点のコースは,冒険心を満たすことができ,94%が森林に囲まれた小菅村ならではの施設となっています。わたしたちのまちをつくる山梨を代表する宝がたくさんこんなものも日本で唯一の里山ジップスライドジップスライドの高低差は何mかな。自然が満喫できそうだね。「清流の女王」と呼ばれているヤマメとはどんな魚だろう。釣ってみたいな。食べてみたいな。

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