ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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115第1章 ふるさと山梨を大観して第2章 心のふるさと富士山第3章 ふるさと山梨を見つめて第4章 私たちのまちを見つめて第5章 未来を考える資 料 編過去と現在・文化と自然に出会える。こんなものもわたしたちのまちをつくる 都留市では,過去と現在,文化と自然が融合するまちづくりが行われています。例えば,新時代の交通である「リニア」,再生可能エネルギーの水力発電「元気くん」,城下町の歴史を再現する「大名行列」や「八はっ朔さく祭まつり」に「お茶ちゃ壺つぼ道どう中ちゅう」。たくさんの観光客が訪れる観光産業のまちです。 都留市の曽そ雌し地区では,耕作放棄地を活用して,「曽雌にんにく」のブランド化を目ざしています。生産したにんにくは,粒の大きさや味がよいと評判です。なぜ,都留市では,水かけ菜や山葵が生産されているのかな。キーワードは,「富士山」「雪」「水」だよ!①ぼく,つるビーには,都留の自然や産業に関する七つの秘密が隠されているんだよ。よく見て,ぼくの中の七つの秘密を探してみてね。②どうして,都留市には「お茶壷道中」や「ずいずいずっころばし」があるのかな。まちの功労者谷村のまちと文化の発展に尽くした3人の高たか山やま五ご兵へ衛え 高山五兵衛とは,秋元氏の家老だった初代五兵衛長なが繁しげ,2代五兵衛繁しげ春はる,3代五兵衛公きみ重しげのことです。3代にわたり都留の発展に貢献し,初代長繁は谷村のまちの谷村大堰の事業に取り組み,2代繁春は,倹約し巨万の富を得て百姓にもその恩恵を分け与えました。3代公重は,「麋ひ塒じ」と号した高山傳でん右えもん衛門と同じく松尾芭蕉の弟子の一人で俳号を「白はく豚とん」と推定されています。(※人名は推定される呼び名)江戸中期 谷村城下絵図まちを守る 都留には平成の名水百選の湧水地がたくさんあり,行政やボランティアの人によって,ホタルや梅ばい花か藻もなど水生動植物の保全,さらには周辺の歩道の整備や案内板設置などの取り組みが行われています。多くのハイカーが毎年,この湧水地を訪れ,自然と触れ合っています。この大切な湧水を守り,未来の子どもたちに残してあげるために私たちができることは何でしょうか。Who am I ?I drew a tiger on the screens of the stalls of the “Hassaku Festival”. My other work is the ukiyo-e, “Fugaku sanju rokkei”. Do you know who I am?

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