ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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113第1章 ふるさと山梨を大観して第2章 心のふるさと富士山第3章 ふるさと山梨を見つめて第4章 私たちのまちを見つめて第5章 未来を考える資 料 編富士山噴火想定のハザードマップまちを守る 富士吉田市では,東日本大震災のような大地震や富士山噴火などに備え「災害に強い安全,安心なまちづくり」を目ざしています。このうち富士山噴火については,大噴火の時の甲府市などへの避難計画を立てるとともに,登山者が頭を守るためのヘルメットなどを山小屋に置くような取り組みをしています。また,富士山がいつ噴火してもおかしくない活火山であることを市民の方に知ってもらうため,「出前講座」などの講習や野外観察会などの活動も行っています。まちの功労者 江戸時代,山々にまつられた神仏の御ご利り益やくを求めて,多くの人が山に登りました。特に富士山に登るグループは「富ふ士じ講こう」と呼ばれていました。身禄は「心を正しくし,富士山の神が伝えるように,自分の仕事を一生懸命にして,全ての生き物の幸福を願い働くことで,天と全ての人は一体となり,救いを得ることができる」という教えを確立し,富士講の人々に説きました。この教えは,現世に不満を抱く人々から熱狂的に迎え入れられました。そして,身禄の死後も次々と富士講は増え,「江戸八百八講」と呼ばれるまでに広がっていきました。(つながりP.21)富士登山隆盛の立役者 食じき行ぎょう身み禄ろくわたしたちのまちをつくる 富士吉田市には,富士山に降った雨や雪解け水が火山岩によってろ過され蓄えられた,きれいで豊富な地下水があります。これを生かして古くからさまざまな産業が発展してきました。Who are you?I am“Udonburichan”Hi, I’m a mascot character from Fujiyoshida City. Please introduce me and “ Yoshida no Udon” in English.富士吉田市の風土に合った米「ミルキークイーン」古くからさかんな織物業富士吉田市の郷土食「吉田のうどん」精密機械工場内の様子ミネラルウォーターの生産工場富士吉田市で,ミルキークイーンが育てられるようになったのはなぜかな。織物業や電子部品工業は,水とどのように関係するのだろう。

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