ふるさと山梨-中学校版-(デジタルブック版)
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103第1章 ふるさと山梨を大観して第2章 心のふるさと富士山第3章 ふるさと山梨を見つめて第4章 私たちのまちを見つめて第5章 未来を考える資 料 編 市川三郷町が,日本に誇る地場産業の一つが花火の製造です。観賞用の花火は,江戸時代の元げん禄ろく・享きょう保ほう年間(1688〜1736)の頃から盛んになり,常ひたち陸の水み戸と(茨城県),三み河かわの吉よし田だ(愛知県)とともに,甲斐の市川は日本三大花火の一つとして隆盛を誇っていました。1989(平成元)年に復活した「神しん明めいの花火大会」は,毎年20万人を超える観客で賑にぎわう山梨県随一の規模で,真夏の夜空を華やかに彩る花火は,広く人々に親しまれています。まちの功労者 青洲は,新しい時代に生きるためには,「知識」が必要であると考え,1870(明治3)年に日新館を作りました。1872(明治5)年にこの建物は市川小学校にかわり,学校で勉強ができるようになりました。また,1900(明治33)年には青洲文庫という図書館を作りました。壮年より村長,郡,県議会などで名誉職を勤め,私財を投じて教育,治水,衛生,紡績工業等の事業を行い,町に貢献しました。市川三郷町の発展につくした渡わた辺なべ青せい洲しゅうWho are you?I am Ichikawamisato RangerWe are the “Ichikawa Misato Rangers”, promotional characters of Ichikawa Misato Town. On our faces are Otsuka carrots, reworks, and stamps.まちを守る 市川三郷町では,街灯をLED灯器具に更新する際は上限額2万円で補助金が交付されます。 地域の防犯・防災対策に効果の高い街灯を環境にやさしいLEDに更新し,防災と環境の面での意識向上に努めています。花火ができる工程 「のっぷい」の土壌で栽培されている「甘かん々かん娘むすめ」。糖度が15度以上あり生でも食べられるとうもろこしとして有名です。また,他の品種に比べ,時間経過による糖度の低下が遅いという優れた特質も持ち合わせています。 百年の歴史のある六郷地区のはんこは,全国生産の50%を占め,日本一のはんこの里を誇っています。印章資料館では歴史的なはんこの資料もみることができ,はんこ彫りを体験することもできます。山梨を代表する宝がたくさんこんなものもわたしたちのまちをつくる大塚にんじんが甘くて,長いのは「のっぷい」が原因らしいよ。「のっぷい」ってなんだろう。花火作りには和紙がとても重要な役割をしているそうだよ。どんなことかな。

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