ふるさと山梨-小学校版-(デジタルブック版)
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729山梨のリズム 山梨の美♪みなさんが幼おさない頃ころから耳にしてきた童謡にはどんな曲がありますか? 7月になると歌われる『たなばたさま』の歌。 この曲の作さく詞し者しゃである権ごん藤どうはなよは,山梨県出身です。●発見 山梨ゆかりの童どう謡よう『たなばたさま』と権藤はなよ権藤はなよ 年に一度,天の川を渡って織おり姫ひめ星ぼしと彦ひこ星ぼしが会うといわれている七たなばた夕の日に,流れてくる歌があります。「ささのは さらさら のきばに ゆれる…」の歌詞で始まる『たなばたさま』です。歌詞の中の「おほしさま」は,山梨の夜空に輝かがやいていた星なのでしょうね。★権藤はなよは,1899(明めい治じ32)年,北きた巨こ摩ま郡ぐん穴あな山やま村(今の韮にら崎さき市し穴山町)に生まれました。山やま梨なし県師し範はん学がっ校こう(現:山梨大学)卒そつ業ぎょう後,小学校の先生になりましたが,文学への強い思いから上京し,童謡詩し人じんとして,数多くの作品を発表しました。★権藤はなよの生まれた韮崎市穴山町には,『たなばたさま』の歌詞が刻きざまれた詩し碑ひが建たてられています。七夕の季き節せつになると,詩碑のまわりにはたくさんの願ねがいが込こめられた短たん冊ざくがかざられ,風にゆれています。たなばたさま権藤 はなよ 作詞下総 皖一 作曲     一 ささの葉 さらさらのきばに ゆれるお星さま きらきらきん ぎん すなご二 ごしきの たんざくわたしが かいたお星さま きらきらそらから みてる『たなばたさま』の詩碑日本の四し季きを感じる歌にはどんな曲があるのかな?(詩碑より一部転載)

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