ふるさと山梨-小学校版-(デジタルブック版)
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688山梨の言葉 山梨の作家俳はい句くの中のふるさとの風ふう景けいやふるさとの人々に対する思いを想そう像ぞうしてみよう●ふるさと山梨をよもう季き節せつ(季き語ご)は?いつ,どこで,だれが,何を,なぜ,どんなふうに,している様子でしょう? (5W1H※)五感を使って想像してみましょう。「かたつむり」の季節っていつ?かたつむりは,どこにどんな様子でいるのかな?「甲か斐いも・信しな濃のも・」という表ひょう現げんから想像してみようかな。飯いい田だ龍りゅう太たさんはどんな気持ちで子どもたちの様子を見ているんでしょう?(作者の視し点てん,作者の思い)どの子にも涼すずしく風の吹ふく日かな龍太かたつむり甲か斐いも信しなの濃も雨のなか 飯田龍太は,飯いい田だ蛇だ笏こつ(つながりP.71)の息子(四男)です。病気や戦せん争そうにより,3人の兄を亡なくした龍太は,飯田家を継つぎ,俳はい人じんとして境さかい川がわの自し然ぜんと人々を詠よんだすぐれた作品をたくさん残のこしました。『百ひゃっ戸この谿たに』から『遅ち速そく』まで10冊さつの句く集しゅうを発行するほか,父の蛇笏が主しゅ宰さいした俳句の雑ざっ誌し「雲うん母も」を引き継ぎ,900号まで刊かん行こうしました。(境川小学校蔵)※5W1H:いつ(When),どこで(Where),誰が(Who),なにを(What),なぜ(Why),どのように(How)のこと。飯田 龍太写真提供:山梨県立文学館

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