ふるさと山梨-小学校版-(デジタルブック版)
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39第4章第5章資料編第1章第2章第3章標高(m)1000mAB(A-B)1000100cmの樋2cm笛ふえ吹ふき川がわ(笛吹市)流れていく様子をよく見てみましょう。甲府河川国道事務所提供資料を一部加工 川は,人々のくらしに恵めぐみをあたえてくれます。しかし,ふだん静しずかな川も大雨の時には,大地の形を変えてしまうことや人々のくらしに大きな被ひ害がいをもたらすこともあります。そこで,洪こう水ずいを防ぐ様々な施し設せつが設もうけられています。川の傾かたむきによって川かわ底ぞこの石・砂すな・土はどのように流されるのだろうか。距離(km)河床勾配20/1000河床勾配5/1000河床勾配1/1000岩手橋八幡橋日川合流点笛吹橋蛍見橋下曽根橋桃林橋三郡橋富士川大橋白井河原橋標高(m)45035025020027㎞22㎞16㎞11㎞6㎞0㎞300400笛吹川 縦断図じゅうだんずある標高Amの場所から1km下流の標高Bmの場所までの川の傾きになります。・ 日にっ川かわ合ごう流りゅう点から蛍ほたる見み橋ばし 5/1000(高さ:5mm)・ 下しも曽ぞ根ね橋から下流   1/1000(高さ:1mm)●山やま梨なし市しにある岩いわ手で橋付近では,笛吹川の河か床しょう勾こう配ばいは,20/1000です。これを1mの樋にしてみると下の図のようになります。●笛吹川の河床勾配これは,洪水を防ぐために造つくられたものですよ。家の人と近くの川に行って調べてみましょう。山梨県には有名な信しん玄げん堤づつみがあるね。ほかには,どんな施設があるのかな?昔の人はどうやって洪水を防いでいたのかな?●河床勾配図のように長さ1mの樋といを使って流水が物を運ぶはたらきについて実じっ験けんしてみましょう。砂,土を混まぜたものを樋の中に入れて水を流します。○流す水の勢いきおいを変えずに,樋の角度を変える。○水によって運ばれる砂・土の様子を観察する。 災さい害がいを防ふせぐ工夫

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