ふれあいvol.70
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医療提供体制の逼迫 県内で確認された変異株は、7月まではアルファ株が大半を占めていましたが、6月下旬に初確認されたデルタ株への置き換わりが急速に進み、7月下旬にはほとんどがデルタ株となっています。それに伴い、新規感染者数が急増し、医療提供体制に大きな影響を与えました。 病床と宿泊療養施設の使用率や、病床シミュレーションなどをまとめた「医療危機メーター」を県のホームページやLINE(ライン)公式アカウントなどで公表。県民を守り抜き、コロナ禍を乗り越える「3つの徹底」で終息に向けて全力を注ぐ 本県では、先手対応・事前主義のもと、新型コロナウイルス感染症へのあらゆる対策を取ってきました。しかし、日本国内に限らず全世界で猛威を振るうデルタ株は、これまでの感染防止対策を簡単に乗り越えるほどの極めて強い感染力を持っています。 県民の皆さんの命と生活を守り抜き、コロナ禍の早期終息に向けて、県は医療提供体制の増強、ワクチン接種環境の整備、コロナ禍終息を見据えた経済再生対策の「3つの徹底」に最大限取り組んでいます。 この状況を受け、県では「臨時特別協力要請」を8月6日から22日まで発出し、県民に対し不要不急の外出・移動の自粛などを要請。さらに8月14日からは事業者に対して、飲食店などの休業や時短営業、大規模集客施設などの休業や入場者数の制限などを追加しました。 また山梨県に国のまん延防止等重点措置が適用されたことに伴い、対象期間となった8月20日から9月12日まで、県内の小中学校などに分散登校を要請するなどのさらなる感染拡大防止対策や医療提供体制の強化策、ワクチン接種の加速化策を講じてきました。9月6日時点での情報を基に作成しています。デルタ株の猛威による感染拡大ひっ ぱく 爆発的な感染拡大により、県内の医療提供体制への負荷がこれまでになく高まっています。 国の基準では、コロナ病床の使用率が50%を超えると一般診療にも影響を及ぼすレベルとされています。県内の病床と宿泊療養施設の部屋数を合わせた使用率は一時80%を超える水準となるなど、一般診療や救急医療の縮小にもつながりかねない危機的な状況となりました。05001500(件)20008月7月6月5月4月3月2月1月令和3年12月11月10月9月8月7月6月5月4月3月令和2年令和3年8月は、過去最多月(令和3年6月)の感染者数の約4倍を記録2079551県ライン公式アカウントの友だち追加をお願いします県ホームページはこちらから確認できます変異株確認状況 (7日間累計)月別新規感染発生状況6月3日7月1日8日15日22日29日8月5日12日19日26日10日17日24日■アルファ株 ■デルタ株 ■不明020406080(件)1002

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