ふれあい特集号vol.62
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  04「ワイン県」の歴史と未来「ワイン県」の歴史と未来 日本ワイン発祥の地・山梨。現在、山梨ワインは、日本ワイン生産量の約3割を占め、ワインは山梨の代名詞となっています。その歴史は古く、先人たちの努力と思いが積み重なり、本県の豊かな風土に根付いて発展してきました。県では、このほど山梨を改めて日本一のワイン産地としてアピールするとともに、これをきっかけに、周遊観光の促進や地域産業の活性化を図っていくため、「山梨『ワイン県』宣言」を行いました。山梨「ワイン県」宣言!「ワイン県」宣言を行う長崎知事「ワイン県知事」の名刺でPRする長崎知事 国産ブドウだけで造られた日本ワインの生産量、ワイナリー数が日本一を誇る本県には、明治時代から約150年続くワイン造りの歴史と伝統があります。特に本県特産で日本固有のブドウ品種「甲州」から造られる甲州ワインの品質の良さは、世界的にも高い評価を受け、本県は世界の銘醸地と並ぶワイン産地として認められつつあります。また県では、ワインセンターや果樹試験場でワイン製造の研究や支援を行ったり、技術や人材育成において山梨大学と連携したりするなど、ワイン業界の発展に寄与しています。 令和という新しい時代が始まり、日本ワインが世界から注目されている今、改めて山梨こそが名実ともに日本一のワイン産地であることを広くアピールし、山梨ワインのさらなる発展を図るため、8月7日に長崎知事は「山梨『ワイン県』宣言」を行いました。この宣言が、観光客の皆さんに山梨という地を選んで足を運んでいただくきっかけとなり、ワインだけでなく他の県産酒と一緒に山梨の食を味わったり、伝統工芸品などを手に取ったりしていただく機会が増え、地域産業などの活性化につながっていくことに大きな期待が寄せられています。

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