ふれあい特集号vol59(デジタルブック版)
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  06 本県の「ものづくり産業」の発展を支える人材を育成するため、県立甲府工業高等学校に機械・電子の高度な専門教育を行う、工業系「全日制専攻科(2年制)」を平成32年4月に開設します。 専攻科とは、高校を卒業した生徒がさらに専門性を高め、高度な知識・技術を身に付けるために設置されるものです。平成32年4月に開設する「県立甲府工業高等学校 全日制専攻科」は、県内初の全日制の専攻科です。コースは「機械系」と「電子系」があり、工業系高校を卒業または卒業見込みで、機械系または電気・電子・情報系に関する科目を25単位以上修得した生徒が受験することができます。 工業系の全日制専攻科を設置する一番の目的は、山梨の基幹産業である機械電子関連の企業で入社直後から即戦力として活躍し、将来のリーダー的な存在となる技術者を輩出することです。今、企業の技術者には、それぞれの専門性だけでなく、各分野にまたがる複合的な知識や技術が求められています。そこで全日制専攻科では、平成32年4月開設 甲府工業高校 全日制専攻科 平成32年4月開設 甲府工業高校 全日制専攻科 機械・電子の両分野の知識を身に付けていきます。また、授業で学んだ内容を企業で実習し、経験したことを授業でさらに深めていく「デュアルシステム」を取り入れます。これにより実践的な能力が身に付くと同時に、生徒と幅広い分野での活躍が期待できる人材を育成するロボコンのプログラミングを行う、電子科3年生(上)人型ロボット・パルミでAIについて学ぶ、電子科3年生(左)県立甲府工業高等学校 全日制専攻科の完成予想図

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