ふれあい特集号vol.38(デジタルブック版)
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登録名称 「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」  06 平成17年12月の、山梨・静岡両県および関係市町村からなる「富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議」発足から7年半。幾多のハードルを着実に乗り越え、関係者の努力が実を結び、今年6月22日「富士山」が世界遺産として登録決定されました。 カンボジア・プノンペンで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会では、日本を除く20カ国中19カ国の委員が発言し「富士山がこれまで登録されていなかったのはむしろ驚きである」「象徴的な資産である」など、世界にふたつとない価値を持つ「富士山」を高く評価しました。【平成19年1月】日本の世界遺産候補を示す世界遺産暫定リストに登載【平成23年7月】山梨・静岡両県合同会議が登録推薦書原案を文化庁に提出【平成23年9月】政府が推薦書(暫定版)をユネスコ(国連教育科学文化機関)に提出【平成24年1月】政府が推薦書をユネスコに提出【平成24年8月~9月】イコモス(国際記念物遺跡会議)の専門家による現地調査【平成25年4月】イコモスによる評価結果および勧告【平成25年6月】世界遺産委員会で登録が決定▲決定直後、満面の笑みで会場の声援に応える横内知事と川勝静岡県知事▲世界遺産登録決定後の記者会見で、握手し喜びを分かち合う横内知事と川勝静岡県知事(左端) 近藤文化庁長官(当時。右から2人目)、木曽ユネスコ日本国特命全権大使(右端)▲登録決定の喜びをかみしめながらサンキュースピーチをする横内知事。 世界の宝となった富士山をしっかりと保全していくことを誓った▲6月27日の登録報告会では、クラシック歌手・本岩孝之さんが『富士に寄せて』を熱唱。県内の高校生と園児も「ふじ山」を合唱し、世界遺産登録をお祝いした登録決定後の喜びの様子カンボジアにて県立図書館で行った登録報告会― 登録までを振り返って ―登録までの歩み

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