ふれあい特集号vol.34(デジタルブック版)
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●山梨県に対する印象は?三木 山梨県には日本一の富士山があり、東京で生まれ育った私は、子どもの頃から富士山を見て育ちました。富士五湖や忍野八海など美しい場所が多くて、うらやましいです。●演出家って、どんなお仕事ですか?三木 生まれも育ちも東京で、宝塚はもちろん、関西とは縁がありませんでした。大学は商学部で演劇とは一切関わりがなかったのですが、宝塚歌劇を見て、その魅力に惹かれて入団演出とは常に未知なるものへの挑戦観客とともに楽しむショーに!  181971年4月、宝塚歌劇団入団。1980年にショー作品『ファンシー・ゲーム』で演出家デビュー。宝塚らしさと現代性が融合したショー作品を数多く手掛け、男役の魅力を最大限に引き出す工夫と観客を飽きさせない本物志向で数多くのヒット作を生み出した。海外公演でも大いに手腕を発揮し、熱心な研鑽に裏打ちされた懐の深さにより、さまざまなジャンルで実績を残している。宝塚歌劇団 演出家 三木 章雄(みき・あきお)さん日100(平成24年10月4日現在)国文祭開幕まであと国民文化祭とは全国各地から、さまざまな文化活動に親しんでいる個人や団体が集まり、発表、競演、交流する「日本最大の文化の祭典」です。昭和61年から毎年、各都道府県持ち回りで開催しています。平成25年、全国初の通年開催(会期303日間)により山梨県で開催されます!江戸時代、甲府城下町で道祖神祭りに飾られた「幕絵」に高校生たちが挑戦!幕絵甲子園2012富士の国やまなし国文祭・プレイベント平成25年に年間を通して繰り広げられる国民文化祭。その秋のグランドステージ「総合フェスティバル」を監修するのは、山梨県出身の小林一三が創設した宝塚歌劇団の演出家である三木章雄さん。今回は、開幕まで、あと100日となり、期待が膨らむ富士の国やまなし国文祭への抱負を語ってもらいました。会期/平成25年1月12日~11月10日高校生のアートパフォーマンス富士の国やまなし国文祭マスコットキャラクターカルチャくんPROFILE 8月18日。国民文化祭のプレイベントとして、舞鶴城公園で行われた幕絵甲子園には、県内9つの高校が出場しました。 高校生たちは真夏の暑さにも負けない気迫で、縦1.6m×横10mの大作に挑戦。富士山やモモ、ブドウなど、それぞれがイメージする「山梨」を大胆に描き出しました。 今回制作した9枚の幕絵は、来年1月の国民文化祭の開幕に合わせて、JR甲府駅北口ペデストリアンデッキに展示。古くて新しい山梨の文化として、県内外に発信します。

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