50年のあゆみ

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山梨県消防学校創立５０周年を迎えるにあたり、心からお祝いを申し上げます。 山梨県消防学校は、昭和４０年４月に甲府市住吉二丁目に開校し、その後、昭和５０年８月に現在の中央市今福への移転を経て、平成２７年３月に新校舎が竣工され、平成２７年度に５０周年の大きな節目を迎えられました。 半世紀の長きにわたり、山梨県下の消防職員及び消防団員等への県内唯一の消防教育機関として、その重責を果たしてこられましたこと並びに情熱と英知をもってご指導いただきました歴代の学校長をはじめ、学校運営にご尽力を賜りました関係各位に対しまして、心から深く敬意を表する次第であります。 さて近年、全国各地において、想定をはるかに超えた大規模地震や集中豪雨などの自然災害が発生するとともに、高齢化をはじめとする社会環境の変化に伴い、複雑多様化する火災や事故も発生しており、多くの県民の安心･安全への関心は高く、消防機関に寄せられる期待もますます大きくなってきております。 このような状況の中、団塊の世代と呼ばれる経験豊富な多くの消防人が退職しており、若い消防人をいかに育成していくかが大きな課題であり、消防学校の役割はこれまでにも増して大きなものとなってきております。 山梨県消防長会といたしましては、県内の消防組織体制の連携をより強固なものとするため、消防本部間はもとより、消防学校との緊密な協力体制を築いていくことが必要不可欠でありますことから、更に精進してまいる所存であります。 山梨県消防学校の良き伝統が受け継がれ、次世代においても、優秀な消防人の育成の場となりますよう、更なる飛躍をご祈念申し上げます。 結びに、山梨県消防学校の今後ますますのご発展と、関係各位のご隆盛をお祈りいたしまして、創立５０周年のお祝いのことばとさせていただきます。 お祝いのことば 山梨県消防長会 会 長 甲府地区消防本部 消防長 曽雌 芳典 祝 辞 ‐７‐ 山梨県消防学校50周年記念誌