山梨どこでも富士山(デジタルブック版)
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葛飾北斎の「富嶽三十六景」にある「甲州犬目峠」で知られる景色。旧甲州街道の宿場であった犬目の集落。ゆるやかな傾斜地から、秋山山稜の間にきれいな富士山が見える。:上野原市犬目 ;中央自動車道上野原ICから車約30分 ;JR中央本線四方津駅からタクシー約15分<上野原市経済課 10554-62-3119岩殿山【大月市】武田氏家臣の小山田氏の山城が築かれた標高634mの岩山で、関東の三名城の一つ。山頂から桂川を隔てて富士山を眺められ、桜の季節にはお花見席も設置される。:大月市 ;JR中央本線大月駅から登山口まで徒歩約20分 ;中央自動車道大月ICから登山口まで車約10分<大月市産業観光課 10554-20-1829 P普通車してこなければならなかった。しかし峠は絶好の展望地でもある。甲斐の山々の峠からならたいてい富士山も見えたはず。その印象は強烈で、また場所により全て異なって見えただろう。広重には「甲斐夢山裏富士」「甲斐御坂越」「甲斐大月の原」など、北斎には「甲州犬目峠」「甲州三坂水面」「甲州伊沢暁」などの甲斐の国から甲州街道と富士山広重、北斎の浮世絵にも描かれた霊峰富士江戸時代、甲斐の国(山梨)は五街道のひとつ「甲州街道」により江戸とつながっていた。この甲州街道を通って、甲斐の国に江戸から多くの物や文化、人がやってきた。そのなかに、浮世絵師の歌川広重や葛飾北斎もいたらしい。天保12年には広重が甲府道祖神祭礼の幕絵制作のため甲府に来訪。旅行記『甲州日記』に各地の名所がスケッチされている。当時、江戸から山国の甲斐に来るには、何日も歩いて幾つもの峠を越描いた様々な富士がある。二人が富士山に魅せられていった大きなきっかけに甲州街道があったと想像できる。猿橋紺碧の桂川渓谷にかかる風格ある木造の橋で、日本三奇橋の一つ。橋脚を使わず両岸からの数層の刎ね木によって橋を支える貴重な技法が見られる。現存する唯一の木造刎橋。:大月市猿橋町 ;JR中央本線猿橋駅から徒歩10分;中央自動車道大月ICから車約10分<大月市産業観光課 10554-20-1829 P普通車・大型道の駅どうし道志村特産のクレソンを使った蕎麦やうどん、カレーなどオリジナル特産物が充実。併設のレストランでクレソンケーキや生ジュースなど手作りのクレソンメニューも楽しめる。:南都留郡道志村 ;富士急行線都留市駅からバス約35分 ;中央自動車道都留ICから車約30分 <道の駅どうし 10554-52-1811P普通車・大型立ち寄り観光スポット犬目【上野原市】1都2県にまたがる雲取山。山頂からの眺望の素晴らしさでも知られ、日本百名山の1つにも選ばれている。:北都留郡丹波山村 ;JR青梅線奥多摩駅から登山口バス亭(お祭り)まで約50分 ;中央自動車道上野原ICから車で約60分<丹波山村役場 10428-88-0026雲取山【丹波山村】市内から程近く、ハイキングコースが整備された八重山の展望台より撮影した富士山です。南には丹沢の山に、西側に目を移すと三ッ峠や扇山といった山々も一望できます。:上野原市上野原 ;JR中央本線上野原駅から大堀バス停下車登山口まで約10分 ;中央自動車道上野原ICから車約15分<上野原市観光協会 10554-62-3119八重山【上野原市】道志山塊の名山の山頂は西方に視界が開け、道志の谷間の上に丹精な姿の富士山と、御正体山や今倉山が望める。富士山を撮る写真家に人気のポイント。道の駅どうしが登山口。:南都留郡道志村 ;富士急行線都留市駅から登山口までバス約35分 ;中央自動車道都留ICから登山口まで車約30分<道志村産業振興課 10554-52-2111鳥ノ胸山【道志村】【撮影時期:10月~11月】 赤岩からは、雄大な富士山を始め、南アルプス、北アルプス、三ッ峠、八ヶ岳、奥秩父の山々、さらには、新宿高層ビル群や東京スカイツリー、東京タワー、相模湾まで見渡せる360°の大パノラマが広がる。:都留市大野付近 ;富士急行線都留市駅から登山口までバス約30分 ;中央自動車道都留ICから車約30分<都留市観光協会 10554-43-1111赤岩【都留市】【撮影時期:5月~6月】 九鬼山からは、山々の上にそびえる富士山を楽しむことができる。また、池の山コース登山道の途中にある展望台からは、都留の街と富士山や三ッ峠などの美しい山々、さらにはリニアのガイドラインを眺めることがでる。:都留市田野倉~井倉付近 ;富士急行線田野倉駅登山口まで徒歩約15分 ;中央自動車道都留ICから登山口まで車約20分 <都留市観光協会 10554-43-1111久鬼山【都留市】富士山豆知識17

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