ページID:83817更新日:2018年1月4日

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知事臨時記者会見(平成29年12月26日火曜日)

本館2階特別会議室

14時30分から

 

発表事項

災害時における緊急輸送等に関する協定締結式について 

知事

ただいま、山梨県バス協会と山梨県の間で、災害時における緊急輸送等に関する協定の締結をさせて頂きました。関係者の皆様には、締結に至るまでのご努力に御礼を申し上げるとともに、敬意を申し上げたいと思います。

山梨県におきましては、地震・水害・火山噴火等の災害が発生したときに住民の皆様が遠方に避難する、いわゆる広域避難を行う際に、その手段の確保というのが大きな課題となっておりました。特に山梨県の場合には、自家用車での移動が大勢ですので、高齢化が進んで免許返納ということもありますし、自家用車がない方を念頭におき、さらに観光客の皆様につきましても県内外から多くの方がいらっしゃっている現状を踏まえまして、自家用車に代わる交通手段の確保ということを考えてまいりました。

本年8月には、富士北麓の市町村におきまして、富士山噴火を想定した避難訓練が実施されたところであります。ある一定のトンネルや道路に車が集中して渋滞が発生したということで、その渋滞をどう解消し迅速な避難を可能にするかということも課題になりました。

こうした中、県からバス協会さんへお願いし、自家用車のない県民の皆様、そして観光客の皆様の避難手段、そして渋滞緩和の視点も含めて、さらには大きな災害発生すれば、資材や応援部隊、ボランティアの方も県内に集中しますので、一度に多くの人員を輸送できるバスは非常に有効な手段であると考えて、我々からお願いをした中でバス協会さんに快くお引き受け頂き、今回の協定締結に至り、避難手段の確保という点では、全体の防災対策も含めて一歩前進したと考えているところでございます。いずれにしても、引き続き今回の輸送手段の確保のみならず、関係機関と連携しながら、避難対策、そして防災対策の充実にこれからも山梨県を挙げて努力していきたいと思っております。

ちなみに、今回の協定は、県が締結した災害協定として110番目ということで、おめでたい、語呂がいい数字となっています。182団体と110の協定を締結しているということで、これが全てではありませんし、さらに様々な関係機関と協力しながら、防災対策の充実に向けて努力をして参りたいと思っております。

山梨県バス協会様には、本県の防災対策の充実にさらなる御理解とお力添えを賜ることをお願いし、締結に至るまでの努力に感謝と御礼を申し上げまして、私からの挨拶とさせて頂きます。本日は誠にありがとうございました。

一般社団法人山梨県バス協会会長

山梨県バス協会の堀内でございます。ただいま後藤知事との間で、山梨県バス協会を代表しまして、「災害時における緊急輸送等に関する協定」に調印したところでございます。

私どもといたしましては、真摯に協定を受け止めまして、災害時における緊急輸送に万全を期して参る所存です。私どもバス協会の会員は40名、保有車両は740輌でございます。この車両を使いまして、緊急時には的確な行動を取って参りたいと思っております。

我々バス協会としましては、公共輸送機関として、災害時における緊急輸送においてしっかりと山梨県を始め関係当局と緊密な連携を取りながら、災害時における対応に万全を期して参りたいと考えております。

本日締結しました内容につきましては、会員に対してしっかりと伝達し、今後災害時において遺漏のないよう対応して参りたいと考えております。いずれにいたしましても、災害時につきましては、県など関係当局とバス協会とが一致団結して対応していく体制を作ることが大切であると考えているところでございます。今後とも山梨県さんのご指導を頂きながらしっかりと体制作りに取り組んでいきたいと思っております。

記者

これまでにも、自治体と災害協定を締結している事例はありますでしょうか。もしなければ、今後取り組んでいく予定はありますでしょうか。

一般社団法人山梨県バス協会会長

山梨県との協定が初めてということになろうと思いますが、非常に重要な協定ですので、機会があれば他の自治体とも締結していきたいと考えております。

 

以上

 

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