ページID:82958更新日:2017年11月15日

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知事記者会見(平成29年11月14日火曜日)

本館2階特別会議室

11時30分から

 

発表事項

知事コメント

発表事項以外の質疑応答

知事会見写真

 県が開発した新たなブランド魚の名称決定について

知事

キングサーモンとニジマスを掛け合わせた新魚の名前を決定させていただきました。全国から3,163点の名前の応募があり、庁内での手続き、また、商標登録を済ませて今回、「富士の介(ふじのすけ)」という名称に決定させてもらいました。これは、3年経つと以前からお話しさせていただいているように70センチメートル、3キログラムというのが、今のところの予想の平均の体型になるのですが、分かりやすく(パネルにしてみました)。いろいろな名前を応募していただきましたけれども、富士山の最高峰のイメージ、そしてキングサーモンの持つ味、形とも最高峰という魚種の特定ができるということ、そしてキャラクター的に親しみやすいということで、実はキングサーモンの和名は「マスノスケ」、「スケ」というのは、大型の魚という意味があるようですけれども、それを総合的に組み合わせて「富士の介」に決定させてもらいました。

お手元に資料がいっているかと思いますが、今後につきましては、明後日から7事業者の皆さん方に協力をいただいて、受精卵を配付し、平成32年の東京オリンピック・パラリンピックの開催時の初出荷を目指して対応を進めて参りたいと思っております。

併せてこれも以前からご報告しているように、水産技術センターでは、どのような餌を与えれば一番味が良くなるのかという食味試験の研究に引き続き対応し、東京オリンピック・パラリンピック開催時には20トン、そして平成35年の本格出荷の時には50トン、さらに安定的な供給体制、生産体制ができた平成40年、リニア開業の直後くらいには、100トンという形で生産拡大をしながら、山梨ならではのブランド魚に育てていきたいと思っております。この名称を決める際にも、実際にこれをお使いになる小売業者の皆さんや卸売業者の皆さん、さらにはレストラン等の専門家の皆さんにもどのようなネーミングが売りやすく、また理解されやすいのかということも併せてご相談させていただきながら、決定させていただいたところです。いずれにしても、かつてない新しい研究の成果が地域の活性化につながるということですから、今後、全庁を挙げて、また、関係者の皆さん方と協力しながらこの「富士の介」が山梨ならではのブランド魚に成長ができるように最大限の努力をして参りたいと考えております。

記者

ブランド化を目指しているということで、ブランド化を進めるうえでどういうことが課題であり、具体的にどうやって進めいく必要があるのかをお聞かせください。

知事

まず生産体制。3年で70センチメートル、3キログラムほどになるというのは、研究の中で成果として確立されています。今後は、実際の養殖池で対応していただくことになります。それぞれ7事業者の方々は、専門家で、大型マスを養殖した実績がある方で、いろいろな工夫をされると思うので、現場での実証化というか製品として大きくしていくことに取り組み、(たとえば)餌をどのようにやっていくのか、これもある程度、餌の付与の仕方というのが、今までの研究成果で確立されていますから、さらにそれを向上させるということが必要になります。3年後の2020年の東京オリンピック・パラリンピックの年にまず20トン、その次に50トン、最終的には生産拡大を通じて100トン程度の「富士の介」が県内のいろいろな地域から(出荷できることを目指したい)。ただ、温度の管理も必要なので、今回のところは12度前後の温度で水の管理ができる養殖事業者を7事業者に絞って今後3年間養殖してもらう。そして、1年ごとにも出荷ができるのですが、ある程度大きくならないといけませんし、4年、5年目になると、餌の供給量と比べてたとえば売るときの単価とか、いわゆる限界効用の部分で3年が一番回転をするのによかろうということを専門家の皆さんからお聞きしていますので、まず、3年後に20トンを目指して頑張っていければと考えています。

記者

管理とともに売り込むという体制も重要になってきますが、そこはどうでしょうか。

知事

名称を決める際にも、卸売業者の皆さん、小売業者の皆さん、そして加工して、たとえば観光客に提供してもらうホテルやレストランにも名前をどうしたらいいですかねと(協議させてもらいました)。いろいろな意見がありましたけれど、「富士の介」と言っても、これがニジマスとキングサーモンの交配した受精卵から作った山梨ならではの養殖魚だとは、なかなか分かってもらえない。これからがまさに認知して広めていく作業になります。そういう意味では、名称を決める際にも、使っていただく皆さんにもご協議させてもらいましたが、そこでいろいろな売り方の工夫とか値段の設定とか、どういう料理がいいのか(検討しました)。私が食べた範囲では通常のお刺身にしてもよろしかったですし、少し炙ってもおいしかったです。いろいろな食べ方があるので、旅館やレストランのお客様のニーズに応じて、またシェフの調理の仕方によっても当然違ってくるでしょうから、そういう工夫はこれからされていくものと思います。

記者

想定としては、まず県内での流通ですか。

知事

基本的には県内がメイン、そして山梨に来て食べていただくということがメインであった方が、山梨の観光面において、それを売っているお店とかが元気になる1つの要素になるのではと思っています。

記者

ブランド魚を名乗るには全長約70センチメートル、体重が3キログラム等、何か規格や基準があるのでしょうか。

知事

商標登録する際も当然名前だけではありません。受精卵をお渡しするのが明後日ですから、水産技術センターの研究員や農政部の担当課、今日は花き農水産課長も同席しておりますけれども、そういう所がどういう餌を、出荷をする際にも、先ほどお話しをした小売業者やホテル・レストランの皆さん方からの色々なニーズがある、まだ今すぐ来週から販売をするとか、来年すぐどこかで食べられるとかではありませんから、標準型というものをきちっと確認して、協会にするのか県庁がやまなしGAPのように認証するのか、これから関係者の皆さん方と検討していくことになりますが、そういう作業の後に、大きくなって、できるだけ付加価値を高くして、おいしく食べていただくというのが長続きする1つの大きなベースだと考えています。今のようなお話も含めて、これから関係者の皆さん方とよく相談をしながら、良い形の結果が長続きするように、考えていきたいと思っています。

 

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 山梨県忠清北道姉妹締結25周年記念行事の実施について

知事

今週の金曜日、土曜日、(11月)17日から18日にかけて、25年間姉妹交流をしています忠清北道の李始鍾(イ・シジョン)知事他14名の訪問団の皆さん方が、山梨県においでいただくことになっています。17日は民間企業の訪問や(投資誘致)説明会等がございますけれども、夕刻には県庁にお越しをいただいて、お話をさせていただきます。翌18日の土曜日に県民の日の記念行事がありますので、そこで忠清北道の広報展や(姉妹締結)25周年の山梨においての記念式典等を開催することにしております。

私も8月末に忠清北道を訪問させていただきましたけれども、さらに忠清北道と山梨県が次の30年、35年、50年に向けて、より交流が深まるよう、友情や信頼を深めるイベントとなるように県庁を挙げて対応を進めたいと思っております。忠清北道姉妹締結25周年記念行事につきましては以上であります。

 

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 子どもの心のケアに係る総合拠点(仮称)基本設計について

知事

このたび、子どもの心のケアに係る総合拠点(仮称)の基本設計が完了しました。安心して子どもを産み育てやすい山梨県とするため、こころの発達総合支援センター、中央児童相談所、そして、児童心理治療施設、特別支援学校、4つの施設が一体となって、全国に先駆けた高度な医療提供、相談・心理ケアなどの総合的な支援を行う拠点として整備して参ります。コンセプトは、周囲の街並みとの調和を図るということと併せて、「安心」、「育む」、そして「繋ぐ」の3つのキーワードをコンセプトに、こころの発達総合支援センター、中央児童相談所、児童心理治療施設、特別支援学校を一体的に整備する運びとなりました。以前お話ししたように、各施設のスタッフの緊密な連携による、迅速で一貫した手厚い支援(の提供)というのはもちろんでありますけれども、運営・管理の一元化、さらには会議室や厨房等の集約化による経費の削減、そして、特別教室や体育館の共用という形で一体的な整備によるメリットを最大限に生かしていきたいと思っております。可能な限り早く対応しなければならないということで、現在、この中心となる施設の整備に取り組むとともに、地域の医療機関や福祉機関などとの全県的な支援ネットワークの構築に向けて、いろいろな関係者と協議をさせていただいています。(平成)31年度中の施設の完成、そして、できるだけ早いこの4施設のオープンということを心がけて、これから万全な体制で対応していきたいと考えております。

 

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発表事項以外の質疑応答

 総合球技場の基本計画検討委員会について

記者

前回の会見でも話題になったと思うのですが、総合球技場の検討委員会の設置や初会合の時期は庁内で固まっているのでしょうか。

知事

委員の候補者の方に就任の依頼をしている最中です。最終的な全体の候補者が確定しているわけではないというのが今日までの経過です。そういう意味で初会合の具体的な日程は、まだ決まっていません。

 

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 富士山登山者の不法投棄に対する対応

記者

昨日、富士山における適正利用推進協議会が開かれまして、環境省から登山者によるゴミの不法投棄の報告がありました。これについて、県として何かしらの対処・対応をするお考えがありますか。

知事

今までも不法投棄の問題については、県の部局で言えば森林環境部を中心に関係自治体の皆さん、ボランティアの皆さん方と一緒に対応を進めてきました。不法投棄が急増しているという報告もあったようですから、昨日の(協議会の)詳細について報告を受けて、どのように県が関係者の皆さん方と一体となってできるか検討いたします。

 

以上

 

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山梨県知事政策局広聴広報グループ 
住所:〒400-8501 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(223)1336   ファクス番号:055(223)1525

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